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インドとの関係を重視するモルディブのソリ大統領は、ことし9月の大統領選挙で、前のヤミーン大統領による中国一辺倒の外交政策を批判して当選し、先月、大統領に就任しました。

ソリ大統領は、初めての外国訪問としてインドを訪れ、17日、モディ首相と首脳会談を行い、インドから14億ドル(日本円でおよそ1600億円)の財政支援を受けるほか、インド洋の安全保障で両国が協力を強化することで合意しました。

会見で、ソリ大統領は「インド洋の安定が両国の間の主要議題だ」と述べ、モディ首相も「両国に損害を与えるような行為は決して許さない」と述べて、インド洋での安全保障上、脅威になりうる動きに警告を発しました。

インド洋で戦略上重要な拠点となるモルディブでは、中国が、巨大経済圏構想「一帯一路」に絡んでインフラ整備に巨額を融資し、さらに周辺海域に海軍の艦艇を展開させるなど海洋進出を強めています。

モルディブ対外債務がGDP=国内総生産の50%近くに上っているとみられ、多額の債務に苦しむ中、中国によるいわゆる「借金漬け」という懸念が出ていて、今回の合意は、こうした中国の動きを念頭に置いた両国の関係強化と受け止められています。

https://d1021.hatenadiary.jp/entry/2018/12/16/200305(「パリ協定」のルールが採択されたことを受けて、インド洋の島国、モルディブの交渉官は、NHKの取材に対し、「とてもうれしく興奮している。各国のリーダーは、私たちを温暖化の被害から助けてくれるだろう」と話しました。そのうえで、「世界の平均気温の上昇が、産業革命前より1.5度を超えないように、ともに取り組まなければならない。そうすることで地球の破滅を防ぐことができると思う」と訴えました。)

https://d1021.hatenadiary.jp/entry/2018/12/01/200230(巨額貸し付け、中国への警戒強まる G20首脳会議)
https://d1021.hatenadiary.jp/entry/2018/11/20/200535(世界初、海の中に泊まれるコテージ モルディブにオープン)
https://d1021.hatenadiary.jp/entry/2018/11/18/200230モルディブ 親インド派の大統領の就任式 中国との関係は?)