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サウジアラビアのサルマン国王は自身が兼務する首相職に、ムハンマド・ビン・サルマン皇太子を任命する勅令を出した。国営サウジ通信(SPA)が伝えた。

  ムハンマド皇太子(37)は父親サルマン国王(86)による統治の下、徐々に権力を拡大している。SPAは首相交代の理由を報じていない。

  MBSのイニシャルで知られるムハンマド皇太子は、原油や国防、経済政策、国内の安全保障といったサウジの主要政策を既に監督する立場にある。抜本的な経済改革プログラムを推し進める皇太子は今年、バイデン米大統領をサウジに迎えて会談。2018年にイスタンブールでサウジ人ジャーナリストが殺害された事件で生じた米国との摩擦に、一定の区切りを付けた。

原題:Saudi King Lets Crown Prince Take Over Prime Minister Role (1)(抜粋)

サウジアラビア政府は27日、国営通信を通じて、サルマン国王が内閣改造の命令を出したと発表しました。

発表によりますと、これまでサルマン国王が兼任してきた首相に、ムハンマド皇太子を任命しました。

サウジアラビアでは、初代国王の息子たちが6代にわたって王位についてきましたが、サルマン国王は、初代の孫にあたるムハンマド皇太子に「脱石油」の経済政策を主導させるなど権力を集中させています。

サルマン国王は86歳と高齢で、37歳のムハンマド皇太子が政治や外交で国王の代理を務めることも増えていました。

今回の任命で、サルマン国王からムハンマド皇太子への権限の継承が鮮明となり、今後、ムハンマド皇太子の影響力がさらに強まるものとみられます。

また、ムハンマド皇太子の兄で、国家歳入の柱となるエネルギー政策を担う、アブドルアジズ・エネルギー相を留任させたうえで、弟のハリド副国防相を国防相に昇格させ、国王の息子たちによる権力の基盤の強化も進んでいます。

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アングル:サウジ皇太子、捕虜交換で価値高める ロシアにパイプ

イラン国内の申告されていない場所から核物質が見つかった問題について、調査への協力を求めるIAEA国際原子力機関とイランの原子力庁のトップどうしが会談し、3か月ぶりに協議を行いましたが、議論は平行線で解決の見通しは立っていません。

この問題は2019年から2020年にかけて、イラン国内の申告されていない複数の場所から核物質が見つかったもので、IAEAはことし6月、調査に対するイランの協力が不十分だとして非難する決議を理事会で採択したのに対し、イラン側は核施設に設置された監視カメラの一部を撤去する報復措置をとっています。

その後、両者の協議は中断していましたが、オーストリアのウィーンで開かれているIAEAの年次総会に合わせてグロッシ事務局長とイランのエスラミ原子力庁長官が26日、会談し、3か月ぶりに協議を行いました。

この中でグロッシ事務局長は「われわれは対話によって速やかに問題を解決する用意がある」と述べ、改めて調査への協力を求めました。

これに対し、エスラミ原子力庁長官は「根拠のないねつ造された主張であり、要求を拒否する」と述べ、議論は平行線で、解決の糸口は見いだせませんでした。

この問題はイランとアメリカが核合意の立て直しに向けて進めてきた協議でも争点となり、交渉が行き詰まる要因の1つになっています。

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