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 ニューヨーク・タイムズの電話取材に対し、ゴーン容疑者の三女・マヤさんは「今回の逮捕の背景には父が問われている罪よりも大きなものがあると直感的に感じた」と話しました。また、「拘置所には暖房がなく、毛布が欲しいと繰り返し要請していて、体重は少なくとも9キロ落ちた」と弁護士から聞かされたとして、長女のキャロラインさんは「父はテロリストではないのに聞こえてくるのは心が痛くなるような話ばかり」だと語っています。

日産自動車の前会長カルロス・ゴーン容疑者(64)は、私的な為替取引での損失をめぐり信用保証に協力した知人の会社に日産の子会社から16億円余りを不正に支出したとして、今月21日に特別背任の疑いで再逮捕され、1か月以上にわたって勾留されています。

こうした中、アメリカに在住するゴーン前会長の娘2人がアメリカの有力紙、「ニューヨーク・タイムズ」の電話取材に応じ、29日付けの電子版にインタビューが掲載されました。

この中で三女のマヤさんは、前会長が最初に逮捕された日を振り返り、「父は24時間以内に戻ってくると思っていた。アメリカでは拘束期間は短い。長い間、父の声を聞くことができずにいる」と述べ、勾留が長期化し家族との面会が認められていないことに不満を訴えました。

また、前会長について「暖房の無い部屋に入れられ、繰り返し毛布を求めていて、体重が少なくとも9キロ減ったと聞いている」と話しています。

長女のキャロラインさんは「父はテロリストではない。私たちは父が元気な姿で戻ってきて正当な法の手続きを受けられることを望む」と述べ、前会長の早期の保釈を求めています。

家族との連絡が許されないまま拘置所での勾留が続いていることなどについて、2人はギリシャ悲劇のような仕打ちだ」と強く批判した。

https://d1021.hatenadiary.jp/entry/2018/12/28/200430(「ドナ夫人は、ケリー前代表取締役が厳しい腰痛と脊髄の病気を抱えていて手術直前のところを、日産に「どうしてもビデオ会議ではダメな、参加が必須な会議があるから」と騙されて飛行機に乗せられ、日本に着いたところを逮捕されたと、怒りを見せる。」)

日産自動車の前会長、カルロス・ゴーン容疑者(64)は、10年前のリーマンショックで18億円余りの含み損を抱えた私的な取り引きの権利を日産に付け替えたなどとして特別背任の疑いが持たれています。

関係者によりますとゴーン前会長は「スワップ取引」と呼ばれる為替取引を新生銀行と契約していましたが、リーマンショックによる円の急騰で含み損が急速に拡大したほか、株価の急落で担保として差し入れていた債券の評価額も下がり、平成20年10月末、銀行側から10億円前後の追加担保を求められたということです。

東京地検特捜部は、追加担保を納めなければ18億円余りの損失が確定するおそれがあったため、信用力のある日産に権利を付け替えたとみていて、年末年始もゴーン前会長を取り調べ、詳しい経緯を調べる方針です。

一方、ゴーン前会長は取り引きの権利を日産に移す際、みずからの関与を伏せる形で取締役会の承認を得ていましたが、弁護士によりますと、その際の議決や議事録には英語で「no cost for the company=日産には損失を与えない」と記されていたということです。

このため前会長は「日産に損害を与えたり、与えるつもりもなかったことは明確で、特別背任にはあたらない」などと容疑を否認しているということで、特捜部とゴーン前会長の主張が真っ向から対立しています。