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トルコのエルドアン大統領は、トルコの大統領としては59年ぶりにバチカンを訪問し、5日、フランシスコ法王と会談しました。


会談では、アメリカのトランプ大統領エルサレムイスラエルの首都と認定したことについて意見が交わされ、トルコ大統領府によりますと、双方はエルサレムの地位の変更は受け入れられず、反対していくことが重要だという認識で一致したということです。


また、ローマ法王庁によりますと、中東地域の平和と安定のためにはパレスチナも含めたすべての当事者が、人権や国際法を尊重しながら対話を進めることの重要性を確認したということです。


トルコは、イスラム教の国と地域でつくる「イスラム協力機構」の議長国をつとめていて、エルドアン大統領としてはカトリック教会の頂点に立つフランシスコ法王とともに、エルサレムを聖地とするイスラム教とキリスト教を代表して、アメリカの決定に抗議の姿勢を示す狙いがあると見られます。