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EUのバルニエ首席交渉官は5日、ロンドンの首相官邸を訪れ、イギリスのデービスEU離脱担当相と会談したほか、メイ首相とも短時間、面会しました。


会談では、来年3月のイギリスのEU離脱後、急激な変化による影響を避けるために設けられる「移行期間」を中心に意見が交わされました。


「移行期間」をめぐっては、イギリスが2021年の春ごろまでとしているのに対し、EUは20年末までと若干の開きがあるほか、移行期間中にイギリスに移住するEU市民の権利についても意見が対立しています。


会談後、デービスEU離脱担当相は「企業などに明確な指針を与えるため移行期間について合意することが重要だ」と早期の妥結を促しましたが、バルニエ首席交渉官は、「すべての国がルールを守るべきだ」として簡単には譲らない姿勢を示しました。


イギリスは、来月のEU首脳会議までに移行期間について合意し、貿易など「将来の関係」について協議を進める意向ですが、与党の中でも、離脱派と残留派の意見の隔たりが表面化するなか、メイ首相が国内の世論を束ねながらEUとの交渉を進められるのか厳しい局面が続きそうです。