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イランと敵対するサウジアラビアの王位継承者のムハンマド皇太子は、来週訪米しトランプ大統領との会談でイランに対する封じ込め策の強化を求める見通しです。


ムハンマド皇太子は15日、アメリカのCBSテレビとのインタビューの中で、「サウジアラビア核兵器を持ちたくないが、イランが核兵器を開発したならば、すぐさま追随する」と述べ、将来的に核兵器の保持を排除しない考えを明らかにしました。


さらにイランの最高指導者ハメネイ師を「ヒトラーのようにみずからの影響力を中東で拡大しようとしている」と表現し、イランとの対決姿勢を鮮明にしました。


ムハンマド皇太子が来週会談するトランプ大統領は、対イラン強硬派で知られるCIA=中央情報局のポンペイオ長官を次の国務長官に指名したばかりで、中東各国ではトランプ政権が今後、イラン核合意から離脱するなど、一段と強硬な政策を取るのではないかという見方が出ています。


今回、ムハンマド皇太子が将来的な核兵器保持の可能性を示唆したことで、今後サウジアラビアとイランの緊張がさらに高まることが懸念されます。