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アメリ国務省は、30日に行われたポンペイ国務長官とキム・ヨンチョル朝鮮労働党副委員長の夕食会の写真を公表しました。


写真には、2人が、笑顔で握手を交わす様子が写っています。


また、ポンペイオ長官が窓際に立って指をさしながら、ニューヨークの町並みについて、キム副委員長に説明している写真もあります。


このほか、夕食会ではポンペイオ長官、キム副委員長と双方からそれぞれ1人ずつの4人がテーブルについており、限られた人数で意見が交わされたことがわかります。


ポンペイオ長官のかたわらに座っているのは、CIA=中央情報局で北朝鮮に関する情報分析にあたっている「朝鮮ミッションセンター」を率いる、アンドリュー・キム氏です。今月、ポンペイオ長官が北朝鮮を訪れた際にも同行した人物で、首脳会談に向けた調整でCIAが中心的な役割を担っていることをうかがわせています。


また、夕食のメニューが記されたカードに、ポンペイオ長官とキム副委員長がそれぞれ署名する様子をとらえた写真もあり、国務省としては、会談が友好的な雰囲気のもとで行われたとアピールする狙いもありそうです。


アメリカのポンペイオ長官と北朝鮮のキム副委員長は、ニューヨークで2日間にわたって会談する予定で、30日は夕食をともにしながらおよそ1時間半会談し、日本時間の31日夜からは2日目の会談に臨むことにしています。


会談初日の詳しい内容は明らかになっていませんが、ポンペイオ長官は記者団から会談の結果について問われると「とてもよかった」と答えました。また、国務省の高官は会談について「この2人で、2週間先の首脳会談に向けて必要なことは何か確認している」と述べ、米朝首脳会談の実現に向けた両国トップの側近どうしの詰めの協議だという認識を明らかにしました。


ただ、完全で速やかな非核化を求めるアメリカに対し、非核化は段階的に行い、並行して経済制裁の緩和など見返りも与えられるべきだという北朝鮮との間には立場に大きな隔たりがあります。


このため、今回の会談を通じて一度は中止が発表された米朝首脳会談の開催を確実なものにできるのか注目されます。


ラッセル氏は、その理由について「キム副委員長は、北朝鮮の軍の指導者で、制裁対象になっている。韓国の哨戒艦が沈没し、およそ50人が犠牲になった卑劣な攻撃の背後にいた人物と見られている」と述べ、トランプ政権が、キム氏の訪米を認めたことに懸念を示しました。


そして「あらゆる兆候を見れば、トランプ大統領キム・ジョンウン金正恩)委員長の双方とも、首脳会談の開催を強く望んでいる」としたうえで、「ポンペイオ長官とキム副委員長の会談では、合意が難しい実質的な問題には触れないだろう」と述べ、北朝鮮の非核化の方法や時期など米朝の間で隔たりがある問題で、進展がはかられる可能性は低いとしています。


そのうえで、「ポンペイオ長官とキム副委員長は、シンガポールでの米朝首脳会談を確実に開催することに集中するだろう。特にポンペイオ長官は、アメリカの立場を放棄せずに、首脳会談を行うための地ならしに取り組むはずだ」と述べ、今回のニューヨークの会談が、米朝首脳会談開催を決定づけるという見方を示しました。


ロシアのラブロフ外相は31日午前、北朝鮮の首都ピョンヤンに到着し、リ・ヨンホ外相と会談しました。


ロシアのインターファクス通信によりますと、両外相は2国間関係や朝鮮半島情勢などをめぐって意見を交わしたということです。


会談のあと、ラブロフ外相は「ロシアは朝鮮半島情勢の改善にむけて貢献する用意がある」と述べました。そのうえで、「北朝鮮の非核化にはまず制裁の解除が必要だ。いろいろな要素を考慮しなければならない」と述べ、段階的に非核化プロセスを進める北朝鮮の立場を支持したと言うことです。


ロシア外相の北朝鮮訪問は2009年以来9年ぶりで、滞在中、キム・ジョンウン金正恩朝鮮労働党委員長と会談する可能性があります。また、キム委員長とプーチン大統領の首脳会談の開催についても話し合われるのではないかという見方も出ています。


北朝鮮としては米朝首脳会談に向けた調整が本格化する中、中国に続いて、友好国ロシアとの関係強化を図ることで、アメリカとの首脳会談に向けて有利な外交環境を整える狙いがあると見られます。


ロシアのインターファクス通信などによりますと、北朝鮮を31日から訪問しているロシアのラブロフ外相が、キム・ジョンウン金正恩朝鮮労働党委員長と会談したということです。


キム委員長がロシアの外相と会談するのは初めてで、朝鮮半島情勢や史上初の米朝首脳会談などについて意見を交わしたものとみられます。


史上初の米朝首脳会談の開催に向けてアメリカのポンペイ国務長官北朝鮮のキム・ヨンチョル朝鮮労働党副委員長との会談が5月30日から2日間の日程で、ニューヨークで行われました。


この会談についてトランプ大統領は31日、ワシントン近郊で記者団に対し、「非常によい会談だ」と述べました。


そのうえで、「彼らは書簡を届けるためにおそらく金曜日にワシントンに来るだろう。それを楽しみにしている」と述べ、北朝鮮の代表団が、キム・ジョンウン朝鮮労働党委員長からトランプ大統領に宛てた書簡を届けるため1日にワシントンを訪れる見通しだと明らかにしました。


そしてトランプ大統領は、米朝首脳会談について「12日に開催されることを望んでいる」としたうえで、「有意義な会談にしたい。1度の会談ですべてが終わるわけではない。2度目や3度目が必要かもしれない」と述べ、首脳会談が複数回に及ぶ可能性にも言及しました。


一方で、トランプ大統領は「会談そのものが行われないかもしれない」とも述べていて、キム委員長からの書簡の内容やそれに対するトランプ大統領の対応が注目されます。