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この展示会は、2年に1度、フランスの原子力関連企業で作る団体が開いていて、パリ近郊の会場には、日本やアメリカ、それに中国や韓国など27か国からおよそ800の企業や団体がブースを出展しました。


展示会では、核燃料を効率的に利用し核廃棄物を最小化する最新型の原子炉などに加え、世界的に原発の老朽化が進む中、原子炉の解体や廃炉の技術が注目されています。


このうちフランス政府や企業のブースでは、放射線量が高い場所でも安全に作業が進められるよう遠隔操作で原子炉の廃炉を行う特殊な装置が、訪れた人たちの関心を集めていました。


日本の福島第一原発を含む、世界の原子炉の解体や廃炉に伴うビジネスの市場規模は、2030年までにおよそ29兆円に達するという試算もあり、今後、廃炉の需要はさらに高まることが予想されます。


展示会を主催したフランスの原子力団体の代表は、「フランスだけでなく世界の企業が日本の廃炉に注目している」と話していました。また展示会に参加した三菱重工業の岸本真次郎原子力部長は、「廃炉についてのノウハウを蓄積している海外の企業と連携し、まずは国内の廃炉を手がけていきたい」と話していました。