独首相 難民めぐり対立の内相と合意 危機回避 #nhk_news https://t.co/rt4jDtVYcV
— NHKニュース (@nhk_news) 2018年7月3日
ドイツのゼーホーファー内相は、難民の流入を抑制するため、ほかのEU加盟国で難民申請を済ませた人はドイツへの入国を拒否する意向を示し、一方的な措置は混乱を生むとするメルケル首相との対立が激化していました。
ゼーホーファー内相は要求が認められなければ辞任すると表明し、政権崩壊の危機も懸念される中、メルケル首相は、2日、ベルリンで内相と会談しました。
その結果、隣国のオーストリアとの国境に難民や移民の一時的な滞在施設を設置し、ほかのEU加盟国で難民申請を済ませた人は関係国との同意に基づいて送り返すなど、国境管理をより厳しくすることで合意しました。
メルケル首相は、「EUの連携を守ると同時に、すでにEU域内に入った難民や移民の移動も抑制する重要な一歩だ」と評価しました。
また、ゼーホーファー内相も「自分の信念のために闘う価値はあった」と述べ、これまでの強硬な姿勢を一転させて引き続きメルケル首相のもとで内相を務める意向を明らかにしました。
これによって国際社会からも懸念されていた政権崩壊の危機は、当面、回避されることになりました。