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外交や安全保障を扱う専門誌「ディプロマット」は、アメリカの情報機関の情報をもとに衛星写真を分析したところ、北朝鮮の首都ピョンヤンの郊外に「カンソン」と呼ばれる核兵器用のウラン濃縮施設があることがわかったと伝えました。


記事によるとこの施設は2003年ごろから稼働しているとみられ、全長1キロの壁で囲まれ、中心には長さ50メートル、幅110メートルの建物があり、冬でも屋根の雪がとけるほどの熱を発しているということです。


北朝鮮のウラン濃縮施設は、ニョンビョン(寧辺)のほかにも秘密にされている施設があるとの疑惑が出ていましたが、具体的な場所が指摘されたのは今回が初めてで、アメリカの情報機関はニョンビョンの施設の2倍の能力があるとみて監視を続けているということです。


分析にあたったミドルベリー国際大学モントレー校のジェフリー・ルイス氏はNHKの取材に対して「北朝鮮米朝首脳会談のあとも、これまでと同じペースで核・ミサイル開発を続けている」と指摘し、北朝鮮の非核化に懐疑的な見方を示しました。


17日付けの北朝鮮朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は、キム・ジョンウン委員長が、北東部ハムギョン(咸鏡)北道にある水力発電所の建設現場を視察したと伝えました。


この中で、キム委員長は、工事を担当している幹部に対して発電所の建設が始まってから30年余りがたつにもかかわらず、完成していないとして、遅れを指摘したうえで、「建設したいのか、やめたいと思っているのかわからない。意を決して、きょう直接来てみたが言葉が出ない」と述べ、激怒したと伝えました。


そのうえで、来年10月の党の創立記念日までに発電所を完成させるよう指示したということです。


キム委員長の動静の報道で、国営メディアが「激怒」という言葉を使うのは珍しく、北朝鮮としては、厳しく叱る様子を伝えることで体制の引き締めを図るとともに、経済発展に力を入れる姿勢を強調する狙いがあるものとみられます。

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