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中国国営の新華社通信によりますと、中国で外交を統括する楊潔※チ政治局委員は1日、アメリカのポンペイ国務長官と電話で会談しました。

この中で、ポンペイ国務長官は、先月28日まで行われた米朝首脳会談について説明し、今後も北朝鮮接触を続け、対話と交渉を通じて朝鮮半島の問題の解決を目指す姿勢を示したということです。

これに対して、楊政治局委員はアメリカと北朝鮮の双方が信念を固く持ち、辛抱強く、互いに歩み寄って平和に向けた交渉を進め、努力して新たな成果や進展を得るよう望む」と述べました。
そのうえで、「中国は、引き続き朝鮮半島の問題において建設的な役割を果たしたい」と述べて、中国としても関与を続ける姿勢を示しました。

※「チ」は、竹かんむりに褫のつくり

トランプ大統領は先月28日、米朝首脳会談後の記者会見で、北朝鮮で1年以上拘束された際の拷問が原因で死亡したとみられているアメリカ人大学生について、「『知らなかった』と言ったキム委員長のことばを信じる」と述べ、直接の関与を否定したキム・ジョンウン朝鮮労働党委員長の主張を信用する考えを示しています。

これに受けて大学生の両親は1日、声明を出し、「息子の死の責任はキム・ジョンウン体制にある。どのような言い訳をもってしてもその事実は変えられない」として、キム委員長の主張を批判なく受け入れたトランプ大統領を非難しました。

また、アメリカのメディアは「アメリカ政府の分析ではなく独裁者の主張をうのみにしている」と批判を強めています。

これに対し、トランプ大統領は、ツイッターに「私は誤解をされている。大学生への虐待と死の責任は当然北朝鮮にあると考えている」と投稿し、釈明に追われる事態となっています。


キム委員長は2日、ベトナム建国の父、ホー・チ・ミン主席の遺体が安置されている霊びょうを訪問したあと、日本時間の正午すぎに専用車でハノイを出発しました。

また中国との国境に近いベトナム北部の駅にはキム委員長の専用列車が到着していて、キム委員長はこのあと列車に乗り換えて北朝鮮に戻るとみられます。

一方、アメリカのトランプ大統領は28日、ベトナムを離れてすでに帰国しています。

去年6月以来2回目となる今回の米朝首脳会談は2日間の日程で行われました。しかし、北朝鮮の非核化とその見返りをめぐって双方が主張を譲らず合意文書の署名には至りませんでした。

両国はともに協議を続ける姿勢を示していますが、今回の会談で立場の違いが改めて浮き彫りになり、今後の交渉は難航することが予想されます。

北朝鮮の国営メディアはキム・ジョンウン朝鮮労働党委員長が1日、ベトナムの最高指導者、グエン・フー・チョン書記長と首都ハノイで会談したことを2日朝、伝えました。

それによりますと、キム委員長はハノイで開催された2回目の米朝首脳会談について「会談の成功に向けてベトナム政府から積極的で真心のこもった支援をもらった」と謝意を表明したということです。

そのうえで、北朝鮮ベトナム戦争社会主義陣営の一員として参戦したことを踏まえ、「先代の意志を受け継ぎ、血で結ばれた両国の友好関係を継承するのは党と国の一貫した立場だ」と述べ、伝統的な友好関係を強調しました。

また会談のあとの夕食会では、ベトナムの民族衣装を着た人たちが歌や踊りを披露し、キム委員長が拍手で応える写真も公開されました。

北朝鮮の最高指導者として55年ぶりにベトナムを訪れていたキム・ジョンウン朝鮮労働党委員長は、2回目の米朝首脳会談と公式訪問の5日間にわたる日程を終えて2日、帰国の途につき、首都ハノイから中国との国境に近い北部のドンダン駅まで専用車で移動しました。

駅では音楽隊が演奏する中、キム委員長はベトナム政府の関係者らと握手をして、ことばを交わしたほか、見送りに集まった市民に向かって笑顔で何度も手を振っていました。

そしてキム委員長を乗せた専用列車は現地時間の午後1時前(日本時間の午後3時前)に出発し、国境を越えたあと、中国を北上して北朝鮮に戻るとみられます。

28日まで2日間にわたって行われた米朝首脳会談では北朝鮮の非核化の具体的措置やその見返りをめぐって双方の主張の隔たりが埋まらず、合意には至りませんでした。

米朝両国はともに協議を続ける姿勢を示していますが、ニョンビョン(寧辺)の核施設の廃棄だけで制裁の解除を求める北朝鮮側と、ニョンビョン以外の核施設の廃棄も必要で、北朝鮮の非核化が実現するまで制裁は解除しないとするアメリカ側との立場の違いが改めて浮き彫りになったことで、今後の交渉は難航することが予想されます。

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