レーダー照射 韓国側も映像公開「日本はわい曲中断を」 #nhk_news https://t.co/e13m3PYDys
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年1月4日
先月、海上自衛隊の哨戒機が韓国軍の駆逐艦から射撃管制用レーダーを照射された問題をめぐっては、防衛省が哨戒機から撮影した映像を公開しましたが、韓国側は「客観的な証拠ではない」として日本の主張を否定しています。
韓国国防省は4日午後、韓国側の主張をまとめたおよそ4分半の映像を公開しました。この中には上空を飛行する自衛隊の哨戒機と、遭難していたため救助中だったとされる北朝鮮の船舶を韓国の海洋警察が撮影した10秒ほどの映像が含まれていますが、大部分はすでに日本側が公開した映像です。
映像には字幕がつけられ、哨戒機が駆逐艦の上空150メートル、距離500メートルまで接近したとして「駆逐艦の乗組員が騒音と振動を強く感じるほど威嚇的だった」と非難しています。
そして「駆逐艦は射撃管制用レーダーを照射していない。照射されたならば、哨戒機はなぜ回避せず、再び、駆逐艦に接近するという常識外の行動を取ったのか、答えなければならない」として証拠を出すよう要求しています。
映像の公開に合わせて会見した韓国国防省のチェ・ヒョンス(崔賢洙)報道官は「日本はこれ以上、事実をわい曲することを中断し、人道的な救助活動中だった、韓国軍の艦艇に威嚇的な低空飛行をしたことを謝罪しなければならない」などとこれまでの主張を繰り返しました。
河野外務大臣は4日、韓国のカン・ギョンファ(康京和)外相と電話で会談しました。この中では、自衛隊の哨戒機が韓国軍の艦艇から射撃管制用レーダーを照射された問題についても意見が交わされ、河野大臣は「防衛当局間で、しっかり事実関係を確認して協議をし、なるべく早く解決することが両国にとって一番ベストだということは私もカン外相も一緒だ」と述べました。
韓国国防省が公開した4分26秒の映像には、海洋警察が先月20日午後3時ごろに日本海で撮影したとする10秒ほどの映像が含まれています。
画面の中央には、遭難していたため救助中だったとされる北朝鮮の船舶が波に揺られているのが映っていて、「人道主義的な救助作戦を遂行している」という字幕が記されています。
また、「温かいお湯を欲しがっているということです」という現場のやり取りとみられる音声のあと、無線による応答とみられる音声が聞こえますが、はっきりと聞き取れません。
その後、海上自衛隊の哨戒機とみられる機体が、画面中央から左方向に飛行しているのが確認でき、「救助作戦中に、日本の哨戒機が低高度で進入してきた」と字幕がつけられています。
このほか、韓国の駆逐艦が日本側から受信した通信だとする10秒ほどの音声も公開されていますが、聞き取りは難しく「雑音がひどく明確に聞こえなかった」と字幕で説明されています。
海洋警察による撮影以外の大部分は先月、日本側が公開した映像が使われ、字幕を通じて韓国側の主張が伝えられています。
この中では従来の主張が繰り返され、哨戒機が駆逐艦の上空150メートル、距離500メートルまで、接近したとして「駆逐艦の乗組員が、騒音と振動を強く感じるほど威嚇的だった」と非難しています。
また民間の航空機に関するルールを定める国連の専門機関、ICAO=国際民間航空機関の規定を守って飛行したという日本側の主張に対して、軍用機には適用されないと反論しています。
さらに「駆逐艦は射撃管制用レーダーを照射していない。照射されたならば、哨戒機はなぜ回避せず、再び、駆逐艦に接近するという常識外の行動をとったのか、答えなければならない」としています。
そのうえで「万が一、日本側が主張する証拠資料があるならば、両国の実務協議で示せばいい」として、証拠を出すよう要求しています。
https://d1021.hatenadiary.jp/entry/2019/01/02/200218(韓国国防省 日本に謝罪要求 「威嚇的な低空飛行した」 )