トルコの裁判所 パラダイス文書で脱税疑惑追及の記者に実刑 #nhk_news https://t.co/dWXZ9NpMAI
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年1月10日
各国の記者でつくる団体、「ICIJ=国際調査報道ジャーナリスト連合」は、おととし、世界の有力者らがタックスヘイブンを活用していることを明らかにした流出文書「パラダイスペーパー」を入手して調査報道を行いました。
トルコではペリン・ウンケル記者が、当時のユルドゥルム首相らの脱税疑惑を現地紙で追及しましたが、イスタンブールの裁判所は、ウンケル記者の記事は中傷と侮辱の罪にあたるとして、禁錮1年1か月余りの実刑判決を言い渡しました。
ICIJは、表現の自由を脅かす不当な判決だとトルコの裁判所を強く批判しています。
別の記者団体「国境なき記者団」によりますと、トルコでは政府に批判的な報道などをしたジャーナリスト170人が拘束されているということです。
実刑判決を受けたウンケル記者も「トルコで裁判にかけられている記者は私だけではない。私たちは人々の権利と自由を守る」と当局を非難するコメントを出し、控訴する意向を示しています。