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FRBのパウエル議長は10日、ワシントンで開かれたイベントに出席しました。

この中でアメリカ経済について、雇用の伸びが続き賃金も上昇していることから、景気がマイナス成長に陥る兆しは見られないという認識を示しました。

ただ、中国経済の減速など世界経済の先行きに下振れリスクがあるとしたうえで、アメリカ議会の与野党の対立で政府機関が一部閉鎖されていることについて、「長期化すれば、経済指標にはっきりと現れてくるだろう」と述べ、閉鎖が長引けば景気に悪影響を及ぼすとして、警戒感を示しました。

そのうえで、今後の金融政策について、物価の上昇も限定的なことから追加の利上げを急がなくてもよいとして、景気に配慮する姿勢を重ねて示しました。