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FRBは、アメリカ経済の拡大に合わせて段階的に利上げを進めていますが、いずれは利上げを打ち止め、政策の路線を見直すことも予想されます。

FRBは15日、金融政策の戦略や手段、それに政策のねらいを伝える情報発信の在り方など今の政策の枠組みを検証すると発表しました。

FRBのパウエル議長は声明で、雇用が拡大し、物価上昇率が目標の2%に近づいていることを踏まえ、「金融政策の進め方や情報発信について吟味するにはよい時期だ」と述べました。

どのような検証を行うか具体的な内容は示していませんが、物価上昇率の目標の見直しなどが議論されるものとみられます。

FRBは、来年6月に専門家による会合を開き、外部の意見を幅広く取り入れる姿勢をアピールしています。

FRBの利上げをめぐっては、トランプ大統領金利の上昇で好調な景気を冷やすおそれがあるとして、批判を繰り返しています。

今回の検証を通して、FRBの金融政策のねらいを明確に示して理解を求めるねらいもありそうです。