「福田淳一」前財務次官を救った「弁護士資格認定制度」https://t.co/96hr9dVSRo
— デイリー新潮 (@dailyshincho) 2019年1月15日
芸は身を助く、というが、この人物もまた然り。昨年、〈おっぱい触っていい?〉〈手、縛っていい?〉で全国に顔と名前が知れ渡った財務省の福田淳一前事務次官。昔とった杵柄で弁護士への転身間違いナシと目されている
本来なら司法修習を約1年間みっちり行うところを、
「認定制度では、申請後に日本弁護士連合会による研修を約2カ月受講し、法務大臣の認定が出ると最短約6カ月で弁護士資格が得られます。認定後に弁護士会への登録を済ませれば、弁護士として活動できるのです」
ここで、官報に小さく載った〈弁護士資格認定の公告〉を紹介しよう。
〈弁護士法(昭和24年法律第205号)第5条の規定により、次の者に対し、弁護士となる資格に関する認定をしたので、(中略)公告する 平成30年12月21日 法務大臣 山下 貴司〉
次いで、検事や大学教授のOBとともに福田淳一の名が記されているのだ。
振り返れば、セクハラ財務次官の辞任発表は4月18日、閣議での辞任了承は4月24日だった。一方の認定制度は、予備審査は5月2日締切で、認定申請が5月18日の締切。
だから、辞任の時点で申請する腹づもりだったのは確定的だ。
そういえば、接待汚職で大蔵省を去った、当時の長野厖士(あつし)証券局長や杉井孝銀行局審議官も弁護士になっていた。大蔵省、財務省でキズモノになっても、まだ民間では使い所がある。高級官僚たる所以である。