https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

イラン国営テレビの英語放送「プレスTV」によりますと、女性キャスターのマルジェ・ハシェミさんが今月13日、アメリカにいる家族を訪問した際に、中西部の都市セントルイスの空港で拘束されたということです。またイスラム教徒の女性が髪を覆うために着用する「ヘジャブ」を外すよう強制されたと批判しています。

アメリカのABCテレビなどによりますと、FBI連邦捜査局は、これまでのところ拘束の理由を明らかにしていません。

ハシェミさんは、アメリカで生まれたあと、イスラム教に改宗してイランに渡り、プレスTVの中心的なキャスターとして活動していました。

ハシェミさんの拘束を受けて、イラン外務省のガセミ報道官は声明を発表し、「違法な拘束をやめて、無条件で釈放するよう求める」として、アメリカ側に対応を求めています。

イランとアメリカをめぐっては、今月に入ってアメリカ国籍の退役軍人がイラン国内で拘束されていることが明らかになっていて、今回の拘束が両国間の新たな対立の火種となる可能性があります。

イスラエルは今月、隣国シリアにあるイランの軍事施設を空爆したのに続いて15日にはネタニヤフ首相が「イランがシリア国内から直ちに撤退しなければ休むことなく攻撃する」と述べるなどイランへの圧力を強めています。

これに対してイランの精鋭部隊、革命防衛隊のジャファリ司令官は16日地元メディアの取材に対し「いかなる脅しにも屈しない」と述べ、イスラエルに対抗するための軍事的な関与を続ける考えを示しました。

シリアの内戦ではすでにアサド政権が圧倒的優位に立っていますが、イランは軍事顧問の派遣や武器の提供を続けていて、内戦の終結後も影響力を維持するねらいがあるものとみられています。

こうした中、イスラエルは、アメリカ軍がシリアから撤退したあとイランの影響力がさらに強まることを警戒していて、敵対してきた両国の間でシリアが新たな火種となることが懸念されています。

d1021.hatenadiary.jp
d1021.hatenadiary.jp

中東のイエメンでは、政府と反政府勢力の間で3年以上内戦が続いていますが、先月、国連の仲介で、人道物資の輸送拠点となっている港湾都市のホデイダについては、当事者間の停戦合意が成立しました。

これを受けて国連安全保障理事会は16日、停戦の監視や、捕虜の交換を含む今回の合意を着実に実施するため、本格的な国連監視団を現地に派遣する決議を全会一致で採択しました。

安保理メンバー国の代表からは「ホデイダでは反政府側による挑発的な行為が散見され停戦合意の実施が極めて重要だ」という声や、「国連の仲介でできるだけ早く和平協議を開催することを求める」といった声があがりました。

また、国連のデュジャリック報道官は、監視団の派遣はイエメン市民に人道物資を確実に届ける上で重要だとして派遣の意義を強調しました。

監視団は事務次長級をトップにした最大75人の規模とし、6か月間、派遣する予定で、国連としては和平協議に向けた重要なステップにしたい考えです。

d1021.hatenadiary.jp

先月、国連の仲介で、人道物資の輸送拠点となっている港湾都市のホデイダで停戦合意が行われ、停戦監視の先遣隊が派遣されています。