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フランスでは去年11月から毎週土曜日にマクロン政権への抗議デモが続いていて、12週目となった2日も、首都パリや南東部バランスなど各地で行われました。

このうちパリ中心部のレピュブリック広場には、デモのシンボルとなっている黄色いベストを着た人たちが集まりました。

中には、治安部隊からの攻撃によって、多くの人たちがけがをしているとして、顔に傷痕のメークを施して暴力に反対する意思を示している人もいました。

現地のメディアによりますと、去年11月以降、一部のデモ隊と治安部隊との衝突などによって、デモの参加者およそ1700人のほか、およそ1000人の治安部隊がけがをしたということです。

一連のデモに参加している人の多くは、首都との格差に不満を持つ地方で暮らす人たちです。

マクロン大統領は先月から、地方を回って、自治体のトップとの対話を重ねてその声に耳を傾ける姿勢を示し、過去最低だった支持率がやや回復したという世論調査もあります。

ただ内務省によりますと、デモの参加者は5万8600人と、前の週より減ったものの混乱は依然として続いていて、マクロン政権への根強い反発がうかがえます。

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