北朝鮮 軍創設記念日 軍事パレード実施しない見通し #nhk_news https://t.co/aFIEKMwS52
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年2月8日
北朝鮮は8日、軍の創設記念日を迎えました。
朝鮮労働党の機関紙「労働新聞」は1面に掲載した社説で「この数十年間、戦争を未然に防ぐことができたのは、敵による侵略のたくらみをわが軍がたたきつぶしてきたからだ」と主張しましたが、核・ミサイル開発には言及していません。
去年の軍創設記念日ではピョンヤン中心部で軍事パレードが行われ、新型の弾道ミサイルが登場するなどアメリカへの対決姿勢が強調されましたが、2回目の米朝首脳会談が今月末にベトナムで開かれるのを前に、ことしはそうした動きはない見通しです。
北朝鮮は、核実験場を閉鎖するなど、すでに非核化に向けた措置をとったとして経済制裁の緩和などを求めていて、アメリカとの実務協議でもこうした主張を改めて展開しているとみられます。
ただ、アメリカは、より具体的な非核化の措置が必要だという立場で、北朝鮮指導部としては首脳会談でトランプ大統領から譲歩を引き出すためにどのような措置を表明するか慎重に検討しているものとみられます。
米朝首脳会談 ベトナムは対立乗り越え繁栄 協議進展に期待 #nhk_news https://t.co/x6OPUbTS61
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年2月8日
アメリカ国務省のパラディーノ副報道官は7日の記者会見で、今月27日と28日に米朝首脳会談が開かれるベトナムについて「アメリカの親しい友人でありパートナーだ。両国の歴史は平和と繁栄の可能性を示している」と述べました。
そのうえで「私たちは過去の対立を乗り越えて繁栄する関係を実現した」と述べ、アメリカが北朝鮮との2回目の首脳会談の場にベトナムを選んだ背景に、対立を乗り越えた繁栄というメッセージが込められていることを示唆し、協議の進展に期待を示しました。
またパラディーノ副報道官は「交渉は進行中だ。ビーガン特別代表がピョンヤンでキム・ヒョクチョル氏と協議を行っている」と述べ、首脳会談に向けた協議が行われていると説明しました。
一方、ベトナムのどこで会談が行われるのかという質問には「準備ができたら発表する」と述べるのにとどまりました。
会談はベトナムの中部ダナンで開かれることが有力視されていますが、開催地をめぐって米朝の意見が分かれているという見方も出ています。