独裁色強めるベネズエラ、トルコは支持 メリットは何? https://t.co/GZeRVATWGy
— 朝日新聞(asahi shimbun) (@asahi) 2019年2月11日
トルコのエルドアン大統領は、度々こう述べています。「選挙で選ばれた大統領(マドゥロ氏)を、外国政府が介入して権力から引きずり下ろすべきではない」と。
記憶している方も多いと思いますが、トルコでは2016年7月、クーデター未遂事件が起きました。軍の一部が蜂起し、エルドアン氏を権力の座から追い落とそうとしたのです。以来、エルドアン氏は「あらゆるクーデターに反対する」と繰り返し、現在のトルコ外交の原則となっています。マドゥロ氏についても、昨年の大統領選で選ばれた正統な大統領だとして、支持しています。
また、トルコでは歴史的に反米感情が強く、普段はいがみ合う与野党も「反米」では結束します。クーデター未遂事件についても、背後に米国がいたとする陰謀論を信じる人も目立ちます。トルコでは社会が不安定になる出来事が起きるたびに、「背後には米国が存在する」と主張されてきました。マドゥロ氏が非難する「米国の帝国主義」に共鳴しているトルコ人は多いようです。