トルコ 中国に対しウイグル族拘束の収容所閉鎖を求める #nhk_news https://t.co/Z6Y7ANUwWR
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年2月10日
トルコ外務省は９日、中国で収監されていたトルコでも知られるウイグル族の詩人が死亡したことを受けて、声明を出しました。
声明は、中国の新疆ウイグル自治区で、この２年、ウイグル族への人権侵害がひどくなっていると指摘し、要因として、中国による同化政策をあげました。そして100万人以上のウイグル族の人々が恣意的（しいてき）に逮捕され、収容所などで、拷問を受けたり、考え方を変えさせられたりしていると指摘しました。
そのうえで、ウイグル族に対する組織的な同化政策は「人類にとって大きな恥だ」と厳しく批判し、中国政府に対し、人権の尊重と収容所の閉鎖を求めました。
トルコにとってウイグル族は民族的に近く、イスラム教徒でもあることから親近感があり、ウイグル族の亡命も受け入れています。一方で、経済的なつながりから中国との関係も重視し、近年はこれほど厳しい批判はしてきませんでしたが、今回の声明は、エルドアン大統領率いる政権与党が来月末に行われるトルコの地方選挙を意識し、保守層にアピールするねらいがあるという見方も出ています。
