エジプトで大統領の任期延長目指す憲法改正案 人権団体が懸念 #nhk_news https://t.co/qhntHkkVX7
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年2月13日
エジプトの憲法改正案は、シシ大統領を支持する5人の議員の連名で議会に提出され、13日から本会議での審議が始まりました。
改正案では、1期当たり4年の大統領の任期を6年に延ばしたうえで、今までどおり2期まで務めることができるとしています。
また現在の大統領に限って任期満了後、再び立候補できるとしています。
人権団体などはこの改正案が適用されれば、シシ大統領は現在の任期を終える2022年のあともさらに2期12年にわたって大統領を務めることが可能になると指摘しています。
さらに人権団体は、改正案に大統領の権限や軍の役割の拡大も盛り込まれていることから大統領の権力を大幅に強化する内容だとして懸念を表明しています。
いわゆる「アラブの春」の混乱ののち、事実上のクーデターで権力を握ったシシ大統領は軍の力を背景とした強権的な治安対策を通じて社会の安定を図ってきた経緯があり、今後の議会での審議や世論の動向が注目されます。