フランス各地で反ユダヤ主義に抗議する集会 #nhk_news https://t.co/j1ywIfeqLD
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年2月20日
フランスでは先週、ユダヤ系の著名な哲学者が路上で差別的なことばをかけられたほか、19日にも東部で90基を超えるユダヤ系住民の墓が荒らされる被害が確認されるなど、反ユダヤ主義に基づく犯罪や嫌がらせがこのところ相次いでいます。
こうした中、19日夜、フランス各地で一斉に反ユダヤ主義に抗議する集会が開かれ、このうちパリの共和国広場には、主催者の発表でおよそ2万人が集まりました。
集会にはユダヤ教やイスラム教の代表らが登壇したほか、フィリップ首相などマクロン政権の閣僚や歴代の大統領も出席しました。
参加した女性は「絶対に許してはならない行為だし、かつてはあってはならないことでした。フランスで今、何が起きてるのか分かりません」と不安そうに話していました。
フランスにはヨーロッパ最大のユダヤ人コミュニティーがありますが、反ユダヤ主義に基づく犯罪や嫌がらせの件数は2017年から去年にかけて急増していて、マクロン政権はさらなる社会の分断につながりかねないとして危機感を強めています。