https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com



アメリカのトランプ大統領は24日、ツイッターで、首脳会談に向けてアメリカ時間の25日早朝にハノイに向けて出発することを明らかにしました。

そのうえで、「キム委員長は核兵器をなくせば自分の国が世界有数の経済大国にすぐなれることをおそらく誰よりも認識しているだろう」と投稿して、経済的な見返りへの期待を背景に、北朝鮮から非核化に向けた具体的な措置を引き出すことに自信を示しました。

一方、アメリカの情報機関や軍は、北朝鮮が核を完全に放棄する可能性は低いという見方を崩しておらず、今回の首脳会談で、トランプ大統領北朝鮮から非核化の具体的な措置をどこまで引き出せるかが焦点になっています。

アメリカのポンペイ国務長官は24日、FOXニュースのインタビューで、北朝鮮の非核化について「大統領も時間がかかると言っている。首脳会談を重ねていく必要があるかもしれない」と述べ、今回の会談以降も首脳会談を行う可能性があるという認識を示しました。

また、北朝鮮への制裁についてはアメリカの方針に変化はない」と述べ、完全な非核化が達成されるまで制裁は緩和しないという方針を改めて強調しました。

そのうえで、非核化に向けた道筋をつけるため、首脳会談の直前まで米朝の実務担当者による協議を続けると述べました。

ベトナムのグエン・タム・チエン氏は、2001年から2007年まで駐米大使を務め、現在はアメリカとの友好団体の会長を務めています。

NHKの単独インタビューで、グエン元駐米大使は2回目の米朝首脳会談ベトナムで開かれることについて「平和と安定のため、多国間外交に積極的だとみられていることを意味している」と述べました。

冷戦のさなか、ベトナムでは民族解放を掲げる北ベトナムアメリカが支援する南ベトナムが激しい戦闘を繰り広げましたが、1995年にアメリカとの国交を正常化し、その後、ベトナム社会主義体制を維持しながら外国の投資を受け入れ、現在はアメリカが最大の輸出相手国です。

グエン元駐米大使は「かつての敵とこれほど早く包括的な連携を築いたことを驚く人もいる。強い経済を作り、生活水準を上げるために過去はおいて、未来を見据えた」と述べたうえで、ベトナムがたどった成長が北朝鮮の役に立つかもしれない」と、米朝首脳会談ベトナムで開かれる意義を強調しました。

そのうえで、朝鮮半島の問題の解決はこの地域の平和と安定につながる。核問題や経済協力などで進展があることを期待する」と述べました。

トランプ大統領は24日夜、ホワイトハウスで開かれた会合で2回目の米朝首脳会談について言及し「私とキム・ジョンウン金正恩朝鮮労働党委員長はそりが合うと思う。われわれは非常によい関係にある」と述べ、キム委員長とは良好な関係にあるとして会談の成功に自信を示しました。

その一方で、北朝鮮が核実験やミサイルの発射を行っていないことを指摘し「われわれは実験が行われないかぎり幸せだ。会談で何が起きるのかは言えないが、私は急いでいないし、誰のこともせかしたくない」と述べ、非核化の実現に時間をかける可能性を改めて示しました。

2回目の米朝首脳会談をめぐっては、アメリカ議会から非核化に十分な進展が得られないまま北朝鮮に対する圧力が緩和されてしまうのではないかと懸念する声も出ており、トランプ大統領がどこまで強い態度で会談に臨むのか注目されます。

d1021.hatenadiary.jp