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北朝鮮国営の朝鮮中央テレビキム・ジョンウン朝鮮労働党委員長がベトナムの首都ハノイを訪問して、アメリカのトランプ大統領と2回目の首脳会談を行ったことや、ベトナムの最高指導者と会談したことなどについてまとめた記録映画を6日夜、放送しました。

およそ1時間20分にわたる記録映画ではキム委員長が行くさきざきで、沿道に多くの市民が詰めかけ、歓迎されている様子を大々的に伝えました。

また米朝首脳会談については、両首脳が別れる場面で、トランプ大統領が「今後もたびたび会って関係改善のためのすばらしい結果をもたらす意志を明らかにした」と伝えるなど、その意義を強調しました。

ただ、北朝鮮が求めていた制裁の解除で合意できず、会談が事実上物別れに終わったことについては触れておらず、5日にキム委員長の帰国を伝えた際に使っていた「成功裏に終えた」という表現もありませんでした。

2回目の米朝首脳会談をめぐっては韓国の情報機関が北朝鮮内部で失望感が広がっているとする分析を明らかにしていて、北朝鮮指導部が会談の結果を国民にどのように伝えるか苦心している様子もうかがえます。

ロシアのコズロフ極東・北極圏発展相と北朝鮮のキム・ヨンジェ対外経済相は6日、モスクワのホテルで、貿易や経済協力をめぐっておよそ2時間、会談しました。

続いて担当者を交えた拡大会合が開かれ、コズロフ極東・北極圏発展相はロシアと北朝鮮の国境となっているトゥマン(豆満)川に車の通行が可能な橋を新たに架ける計画について、「ロシア政府としてプロジェクトの準備作業を進めている」と前向きな姿勢を示しました。

また北朝鮮のキム・ヨンジェ対外経済相は「両国の貿易経済の拠点となる施設をウラジオストクに設けることで合意した」と述べ、将来、両国の物流が活発化することに期待を示しました。

会談後、コズロフ極東・北極圏発展相は橋の建設計画について「北朝鮮との約束どおり、われわれはこの計画の実現可能性をはかる調査を発注した」と説明しました。

ロシアと北朝鮮日本海に注ぐトゥマン川の下流でおよそ17キロにわたって国境を接し、旧ソビエト時代から鉄道のための橋が架かっていますが、車両が往来することはできません。

ロシアとしては、新たな橋の建設によって、ロシア極東と北朝鮮の経済的な結び付きを強めるねらいがあるものとみられます。

北朝鮮の動きを衛星写真で分析しているアメリカの研究グループは5日、北朝鮮北西部にあるミサイル発射場で、施設を建て直す動きが確認されたと発表しました。

トランプ大統領は6日、ホワイトハウスで記者団に対し、「分析はまだ初期段階のものだが、もしその動きが事実ならば、私はキム委員長にとても、とても失望することになるだろう。そうならないことを願っており、見守っていきたい」と述べました。

アメリカは北朝鮮に対し、今回、動きが確認されたミサイル発射場も含めた施設の廃棄を求めていますが、先週、ベトナムで行われた2回目の米朝首脳会談では、北朝鮮がニョンビョン(寧辺)にある核施設の廃棄を条件に制裁の解除を求め合意に至りませんでした。

トランプ大統領北朝鮮との交渉を継続する方針ですが、政権高官は制裁強化の可能性にも言及しており、研究グループが北朝鮮側で確認した動きが今後、非核化に向けた米朝の交渉にどう影響するのか、注目されます。

北朝鮮のミサイル発射場で施設を建て直す動きを確認したアメリカの研究グループ「38ノース」の代表を務め、みずからもかつて国務省北朝鮮との交渉に臨んだ経験があるジョエル・ウィット氏は6日、ワシントンで講演しました。

この中でウィット氏は北朝鮮側からすれば、ミサイル発射場の解体や核実験場の閉鎖はアメリカ側の要求以上のことをしているという認識だった。彼らが非核化に逆行する行為に走っても全く驚かない」と述べ、今回確認された動きの背景には、アメリカとの交渉が停滞していることに対する北朝鮮側のいらだちがあると指摘しました。

そしてアメリカと北朝鮮のこれまでの対話ムードについて、「急速に悪化するおそれがある」と述べ、危機感をあらわにしました。

そのうえで、北朝鮮が去年5月に閉鎖したとする北東部のプンゲリの核実験場について、建物の一部は今も使用できる状態にあると指摘し、今後、北朝鮮が核実験場を再開する可能性もあるという認識を示しました。

先週、ベトナムで行われた2回目の米朝首脳会談では、北朝鮮がニョンビョン(寧辺)にある核施設の廃棄を条件に制裁の解除を求めたのに対し、アメリカはそれ以外の施設の廃棄も必要だとして合意に至りませんでした。

これを受けて6日、ワシントンで日米韓の高官協議が開かれ、外務省の金杉アジア大洋州局長、北朝鮮との交渉を行ってきたアメリカのビーガン特別代表と韓国外務省のイ・ドフン(李度勲)朝鮮半島平和交渉本部長が出席しました。

協議について、アメリ国務省の広報担当者は「北朝鮮の最終的かつ完全に検証された非核化を実現するため、3か国が引き続き連携して取り組んでいくことについて話し合った」と述べました。

協議のあと、ビーガン特別代表は報道陣の問いかけには答えませんでした。

一方、金杉局長はNHKの取材に対して、「生産的な協議だった」と述べました。

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