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2016年のアメリカ大統領選挙トランプ大統領選挙対策本部長を一時務めたポール・マナフォート被告(69)は選挙前、ロシア寄りの政治姿勢をとるウクライナの前大統領の政治顧問として得た巨額の収入を海外の口座に隠したなどとして脱税など8つの罪に問われ、連邦地方裁判所は7日、禁錮3年11か月を言い渡しました。

これについてトランプ大統領は8日、記者団に対し「マナフォート被告のことをとても気の毒に思う。彼にとっても非常につらい時間だ」と述べて同情しました。

一方で、「今回の判決は共謀とは何の関係もない。共謀はでっち上げだ」と述べ、ロシア疑惑をめぐる捜査が大詰めを迎える中、みずからの関与を改めて否定しました。

さらに、トランプ大統領「判事もロシアとの共謀はなかったと述べた」とも主張しました。判事は裁判の中でマナフォート被告が今回、起訴された内容に、ロシアとの共謀は含まれていないと指摘しただけでトランプ陣営とロシアの共謀の有無には言及しておらず、アメリカメディアからはトランプ大統領が都合よく判事の発言をねじ曲げたという批判も上がっています。

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アメリカのメディアによりますと、南部バージニア州の連邦地方裁判所は7日、「起訴された内容はロシア政府との共謀に関するものでない。求刑は重すぎる」として、マナフォート被告に禁錮3年11か月を言い渡しました。

アメリカのメディアは求刑をはるかに下回る量刑が言い渡されたことで、モラー特別検察官にとって痛手になったとの見方を伝えています。