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アメリカ政府でアフガニスタン問題を担当するハリルザド特別代表と、反政府武装勢力タリバンの代表は12日まで、中東のカタールで、アフガニスタンの和平に向けた直接協議を行いました。

アメリカとタリバンは、去年7月以降、接触を重ねていますが、今回の協議は、16日間にわたる異例の長さとなりました。協議のあと、ハリルザド代表はツイッターで、アフガニスタンで17年以上にわたり軍事作戦を続けるアメリカ軍の撤退や、再びテロの温床としないため、タリバンと国際テロ組織との関係断絶という2つの項目について、草案の作成にこぎつけたことを明らかにしました。

そのうえで、ハリルザド代表は、撤退の時期や実効性のあるテロ対策について双方が合意すれば、その後、包括的な停戦に向けてアフガニスタン政府も含めた協議を始めるとしています。

ただ、複数のタリバン関係者は、NHKの取材に対し、アメリカ軍の撤退時期については合意していない」としており、数か月以内の速やかな撤退を求めるタリバン側と、これに慎重なアメリカ側との間で依然、意見の隔たりが大きいことがうかがえます。

双方は、草案を持ち帰って検討したうえで再び協議することにしており、今後の進展が注目されます。

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