https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

アフガニスタンでは、2001年の同時多発テロ事件の後、事件の首謀者、オサマ・ビンラディン容疑者を当時のタリバン政権がかくまっていたとして、アメリカが軍事作戦を開始し、7日で19年になります。

現地では、ことし2月に軍の早期撤退を訴えるアメリカのトランプ政権と反政府武装勢力タリバンが、和平合意に署名したことを受けてアメリカ軍の撤退が進められています。

しかし各地では、依然として政府とタリバンによる激しい戦闘が続いているほか、過激派組織IS=イスラミックステートも台頭し民間人が犠牲になるなど治安が悪化しています。

アフガニスタン政府によりますと、タリバンによる攻撃などで命を失ったり、けがをしたりした民間人は、先月までの半年間におよそ3500人にのぼっています。

このため政府は、先月からタリバンと和平に向けた協議を進めていますが、戦闘の即時停止を求める政府に対し、タリバン側は難色を示しており、和平実現の見通しは不透明な情勢です。

アメリカがアフガニスタンで軍の撤退を進めていることについて、首都カブールの市民からは、反政府武装勢力タリバンが、今後、各地で支配地域を拡大し、復権するのではないかと懸念する声が多く聞かれました。

このうち、50代の会社員の男性は「アメリカ軍の駐留によって治安がある程度、確保され生活は改善した。ただ、アメリカ軍のアフガニスタンからの撤退が進めば、タリバンが今後、各地で支配地域を拡大し政府との間で戦闘が今よりも激しくなり、危機的な状況に陥る」と話していました。

また、30代の公務員の男性は「タリバンが将来、再び、政権につくことを心配しています。アメリカ軍の撤退を受けタリバンは、攻勢を強めています。今後、女性の権利などを制限したタリバン政権時代に戻るのではないかと懸念しています」と述べ、和平が実現するまでアメリカ軍が当面、アフガニスタンに駐留することを求めていました。

d1021.hatenadiary.jp

#南アジア