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那覇市の繁華街近くの公園にある中国の孔子などを祭った孔子廟は、琉球王国時代に中国から渡ってきた人たちの子孫らでつくる団体が、市の許可を得て6年前に建設し、公園の使用料は全額免除されています。

これについて、那覇市に住む女性が政教分離を定めた憲法に違反しているとして、使用料を全額免除した市の決定が無効であることなどの確認を求める訴えを起こし、市は歴史や文化を保存する施設だと反論しました。

那覇地方裁判所は去年4月、憲法違反の判断を示し、市が控訴していました。

18日の判決で、福岡高等裁判所那覇支部の大久保正道裁判長は「施設全体を宗教施設とみるべきで、政教分離の原則に違反する」と指摘し、1審に続いて憲法違反だという判断を示しました。

そのうえで、使用料を全額免除した市の決定は無効で、施設の管理団体に使用料を請求しないのは違法だとする判決を言い渡しました。

判決を受け那覇市の城間市長は「市の主張が認められなくて残念です。判決内容を確認し顧問弁護士と相談しながら対応してまいります」とコメントしています。