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ロシアでは、5月9日は第2次世界大戦でナチス・ドイツに勝利した戦勝記念日とされ、各地で軍事パレードが行われます。

このうち、モスクワの赤の広場では、プーチン大統領が軍の兵士や治安機関の職員など1万3000人を前に演説し、「過去の戦争の教訓は今も生きている。われわれは、高度な戦闘能力と現代的な国防能力を確保するために、これまで必要なことを積み重ねており、これからもすべて実行する」と述べ、軍事力を強化する方針を強調しました。

続いて行われた軍事パレードでは、短距離弾道ミサイルの「イスカンデルM」大陸間弾道ミサイルの「ヤルス」など、ロシアが開発してきた核弾頭を搭載できるミサイルが次々と披露されました。

ロシアは、アメリカのミサイル防衛網が世界規模で構築されつつあることに警戒感を強め、高性能のミサイルやステルス戦闘機といった新兵器を新たに開発し、対抗しようとしています。

ロシアでは、5月9日は第2次世界大戦でナチス・ドイツに勝利した戦勝記念日とされ、首都モスクワをはじめ、各地で軍事パレードが行われました。

また、戦争で戦った家族や親族をたたえるため市民が写真を掲げて行進する催しも全土で行われ、合わせて1000万人が参加したということです。

このうち、首都モスクワでの行進では、大通りを埋め尽くすほどの市民が参加し、父親の写真を掲げたプーチン大統領も加わりました。

ロシアは、5年前のクリミア併合をきっかけに欧米との対立が先鋭化し、制裁も強化されるなど、厳しい状況が続いています。

ロシア各地で行われた行進の様子は国営テレビで一日中放送され、プーチン大統領は、愛国心を高めて国民の結束を呼びかけました。

モスクワでの行進に参加した女性は「戦争を戦った祖父を誇りに思います」と話し、男性は「国民が1つになった気がします。すばらしいことです」と話していました。

河野外務大臣とラブロフ外相が日本時間の10日夜、モスクワで交渉責任者として3回目の会談を行うのを前に、ロシア外務省は8日、コメントを発表しました。

この中で、ロシア外務省は「互いの立場を考慮した深い意見交換が行われる」として、双方が受け入れ可能な解決策を見いだすため、交渉が進展することに期待を示しました。

その一方で、交渉を進展させる重要な条件は、第2次世界大戦の結果、北方領土がロシア領になったことを日本が完全に認めることだと改めて指摘しました。

また、日本がアメリカから導入する新型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」についても意見を交わす考えを明らかにしました。

ロシアとしては、日本との平和条約交渉には積極的に臨む一方で、北方領土をめぐる原則的な立場はあくまで崩さず、日本側に譲歩を迫っていくものとみられます。

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