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ロシアの首都モスクワで開かれた戦勝記念日の軍事パレードでは、兵士たちの行進のあとに兵器が披露されましたが、戦車で登場したのは、第2次世界大戦のころに使われていた旧式の「T34戦車」1両のみでした。

これについて、ウクライナ国防省は9日、公式ツイッターに、1両のT34戦車が写った写真とともに「ロシアの現代的な兵器であれば、モスクワでのパレードよりも、ウクライナの軍事戦利品の展示会場のほうが、はるかに簡単に見つけることができます」と皮肉を交えて投稿しました。

去年の軍事パレードではT34のほかにも多くの戦車が披露されていましたが、ことしは戦闘機などの飛行も見送られ、規模の縮小が際立ちました。

#ロシア(戦勝記念日
#ウクライナ戦力(ロシア・戦勝記念日

ロシアの首都モスクワでは9日、第2次世界大戦の戦勝記念日にあわせてプーチン大統領が演説し、軍事パレードが行われました。

このうち演説について、アメリカのシンクタンク、戦争研究所は「ウクライナでのロシア軍の後退をどのように逆転させるのかについて、具体的なビジョンを示さなかった」と9日、指摘しました。

またイギリス国防省は10日、軍事パレードに参加した8000人余りの大半は正規軍の所属ではなく、準軍事組織の兵士や訓練中の士官候補生などだったとの分析を発表しました。

そしてパレードに参加した戦車が旧式のT34戦車、1両だけだったことについて、ウクライナでの戦闘よりもパレードを優先しているという批判を避けるためだとしたうえで、ロシア軍が直面する物質的な課題が浮き彫りになったという見方を示しました。

ウクライナのゼレンスキー大統領は、9日に公開した動画で、「78年前に敗れた侵略者のように今の侵略者が敗れるのは時間の問題だ」と述べ、プーチン大統領を、かつてナチス・ドイツを率いたヒトラーになぞらえ、非難しました。

#ロシア(戦勝記念日
#ウクライナ戦力(ロシア・戦勝記念日

ロシアのプーチン大統領は9日、第2次世界大戦の戦勝記念日にあわせた演説で「われわれの祖国に対して再び本当の戦争が行われている」などと述べ、ウクライナへの軍事支援を強める欧米側を非難してウクライナへの軍事侵攻を正当化し、今後も継続する姿勢を強調しました。

これに対してウクライナのゼレンスキー大統領は、9日の会見で、東部の激戦地バフムトについて「ロシア軍はバフムトを掌握できなかった。ロシアにとっては5月9日までに終わらせたかった最も重要な軍事作戦だった」と述べ、戦勝記念日にあわせて軍事的な成果を示そうとしたロシアの思惑は失敗したと指摘しました。

バフムトをめぐっては、ロシアの正規軍とともに戦闘に加わっている民間軍事会社ワグネルが弾薬の不足を理由にバフムトから撤退する意向を示し、ロシア側の足並みの乱れが指摘されています。

これについてワグネルの代表プリゴジン氏は9日、要求していた弾薬の一部をロシア国防省から受け取ったとした上で「われわれはバフムトを離れず、あと数日は戦うだろう」と主張し、引き続きバフムトの戦況が焦点のひとつとなります。

ウクライナのゼレンスキー大統領は7日、「われわれは5月と6月の新たな出来事に備えて、活発に準備を進めている」と述べていて、今後の東部や南部での反転攻勢を示唆しました。

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#ロシア(戦勝記念日

#ウクライナ戦況(東部ドネツク州バフムト・プリゴジン・撤退・撤回)

ロシア民間軍事会社ワグネルの創設者エフゲニー・プリゴジン氏は9日、ウクライナ東部ドネツク州の要衝バフムトから部隊を撤退させれば祖国に対する反逆と見なすと示唆されたと明らかにした。

プリゴジン氏は5日、十分な弾薬が供給されていないため、ロシアの対独戦勝記念日の翌日に当たる10日にバフムトから部隊を撤退させると表明。その後、政府が兵器供給を確約したとして撤退方針を転換していた。

プリゴジン氏はこの日、冒涜的な言葉を多用した音声メッセージで「昨日に下された戦闘命令で、われわれが(バフムトの)陣地を離れれば祖国に対する反逆と見なすと明らかに示された」とし、「弾薬がなければわれわれはポジションを離れ、誰が実際に祖国を裏切っているのかを問いただす。祖国を裏切っているのは十分な弾薬を供給しないとの命令に署名した人物ではないのか」と述べた。

その上で、供給された弾薬は要求量の10%にとどまっているとし、ワグネルは「騙された」と主張。ただ、ワグネルの戦闘員はバフムトにとどまり、「あと数日」は弾薬の供給を要求し続けると語った。

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政府から約束された弾薬をまだ受け取っていない

同氏は前日遅く、暫定データに基づき、ワグネルの部隊がウクライナ東部ドネツク州の要衝バフムトの制圧に向け必要な弾薬の供給を受け始めつつあると指摘。ただ、実際に確認はしていないと述べていた。

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#ウクライナ戦況(東部ドネツク州バフムト・プリゴジン・撤退・撤回)

ベラルーシのルカシェンコ大統領は9日にモスクワで開かれた対ドイツ「戦勝記念日」のイベントに出席するための短い距離をわざわざ車で移動せざるを得ず、プーチン大統領主催の昼食会は欠席した。

ルカシェンコ氏は疲れた様子で足元がややふらつき、右手に包帯が巻かれているのが見えた。このため、他には体調の悪化を示す兆しはなかったものの、インターネット上でルカシェンコ氏の健康状態を巡る憶測が高まった。

ベラルーシ当局はルカシェンコ氏の健康状態について声明を発表していない。しかし同氏はこの2週間、公的なイベントにほとんど姿を見せておらず、出席した数少ないイベントの1つでは声がかすれていた。

ルカシェンコ氏はプーチン氏と近い関係にある。

#ベラルーシ(ルカシェンコ大統領・健康不安)

ロシアのプーチン大統領は9日、第2次世界大戦でナチス・ドイツに勝利した記念日に合わせた演説で「われわれの祖国に対して再び本当の戦争が行われている」などと述べ、ウクライナへの軍事支援を強める欧米側を非難してウクライナへの軍事侵攻を正当化し、今後も継続する姿勢を強調しました。

一方、9日、ウクライナの首都キーウを訪れたEUヨーロッパ連合のフォンデアライエン委員長は、ゼレンスキー大統領との会談後の会見で「ウクライナは、わたしたちヨーロッパ人が大切にする自由や民主主義、思想と言論の自由を守る最前線にある」と述べ、軍事侵攻を続けるロシアに結束して対抗していくことをアピールしました。

また、アメリカのバイデン政権は9日、ウクライナに対してりゅう弾砲用の砲弾や防空システムなどおよそ12億ドル、日本円でおよそ1600億円相当の新たな軍事支援を行うと発表し「アメリカの継続的な関与を強調するものだ」としています。

ゼレンスキー大統領は9日公開した動画で、欧米からの支援に謝意を示したうえで「78年前に敗れた侵略者のように今の侵略者が敗れるのは時間の問題だ」と述べて、今後、反転攻勢に乗り出す構えを改めて示しました。

#宇欧(フォンデアライエン委員長・訪問)
#ウクライナ軍事支援(アメリカ・りゅう弾砲用砲弾/防空システム)

英国が主導するウクライナ国際基金(IFU)は企業に対し、射程距離が最大300キロメートルのミサイルのウクライナへの供給について関心表明を求めた。

IFUは先週、このようなミサイルを提供可能な企業からの回答を求める通知を掲示。IFUを管理する英国防省は陸・海・空から発射可能で搭載量が20キロ─490キロのミサイルを提供できる企業に対して連絡を取るよう要請した。

ただ、英当局者によると、このような能力を持つミサイルのウクライナへの供給に関する最終決定はまだという。

#ウクライナ軍事支援(イギリス・長距離ミサイル)

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#ウクライナ軍事支援(イギリス・兵器製造@ウクライナ

#ウクライナ戦況(反転攻勢・ウクライナ指導部・弱気・別府正一郎)

ドイツの首都ベルリンを訪れた中国の秦剛外相は、9日、ベアボック外相と会談し、その後開かれた共同会見で、気候変動問題などで協力していくことや来月にも予定される両国の首脳と閣僚を交えた政府間協議に向けて準備を加速させることを確認したと明らかにしました。

一方、ウクライナ情勢をめぐってベアボック外相は「中国は、戦争を終わらせる重要な役割を果たすことができる」と述べ、ロシアによる侵攻をやめさせるために行動するよう促しました。

これに対し秦外相は「政治的な解決のための条件を整えることが唯一の出口だ」と述べ、対話による解決が重要だとする従来の立場を繰り返しました。

またベアボック外相はEUヨーロッパ連合が軍事転用が可能な機器をロシアへ販売したとして中国企業への制裁を検討していると一部メディアが伝えたことについて問われると、明言を避けつつも「中国政府が企業へ影響力を行使することを期待する」と述べました。

これに対し秦外相はロシアへの軍事支援について改めて否定したうえで、中国企業に制裁が科されれば「中国も企業の正当な権利と合法的な利益を断固として守るために必要な対応をとる」とけん制しました。

秦外相は、このあとフランスとノルウェーを訪問する予定で、中国としてはアメリカとの対立が続くなか、ヨーロッパとの関係を重視する姿勢を示しています。

#独中(秦剛外相・訪問)
#ウクライナ和平交渉(中国・ベアボック独外相)

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EU、中国企業の制裁提案 ロシア軍事機構支援で=FT

#ウクライナ経済制裁EU・中国)

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【そうきチャンネル】『醜い』ヨーロッパの美人政治家たち・ヨーロッパの女ネオコン 日米近現代史研究家 渡辺 惣樹(わたなべ そうき)

連邦捜査局FBI)は9日、ロシア連邦保安局(FSB)が米国のコンピューターを標的する一連のマルウエア(悪意のあるソフトウエア)を特定し、無効化したと発表した。

標的になったコンピューターの数は明らかにされていない。

米当局者の1人は「われわれはこれが彼らの最高のスパイツールだと評価している」と記者団に語った。

この当局者によると、「スネーク」と呼ばれるマルウエアの背後にいるFSBのスパイは「Turla」として知られているハッカー集団の一員という。

FBI高官は、この集団が20年にわたり、北大西洋条約機構NATO)のさまざまなターゲット、米政府機関、テクノロジー企業に対して活動してきたと述べた。

ロシアの外交官はコメント要請に応じていない。ロシア政府はサイバースパイ活動を繰り返し否定している。

#米露(マルウェア

スイスで、過去30年以上で最大規模となる軍事演習が実施された。期間は9日間、参加兵士は4000人という。

武装中立国家」のスイスに対しては、ロシアの侵攻と戦うウクライナを支援するよう求める声も上がっており、欧州の防衛における役割が注目されている。

今回の軍事演習は2021年から予定されており、昨年2月にロシアがウクライナに侵攻したことを受けて計画されたものではないが、スイス軍は侵攻で演習の重要性が高まったとしている。

スイスの領土第1師団のマティアス・トゥーシャー司令官は「演習に対するパートナーの意欲と国民の理解は大きく変化している」と指摘。「これは当然(ウクライナでの戦争に)関係がある」と述べた。

スイスでは、戦地への武器輸出禁止を解除するよう国民や国際社会からの圧力が高まっているが、一部の政治家は中立というスイスの外交政策の伝統が終わることになると懸念している。

#スイス(軍事演習)

ウクライナの国営原子力会社エネルゴアトムは10日、同国南部のザポロジエ原子力発電所付近からロシア軍が3000人以上の労働者を避難させる計画で、同原発は「壊滅的な人員不足」となっていると明らかにした。

南部のエネルゴダールの住民約3100人の避難準備に関する情報を受け取ったとし、同社と契約を結んだ2700人の労働者も含まれると述べた。

「人員が壊滅的に不足している。ロシアの占領軍はザポロジエ原発の運転する能力がないことを証明している」との声明をメッセージアプリ「テレグラム」に投稿した。

「恥ずべき契約を結んだウクライナ人労働者でさえすぐに『避難』することになる」とし、原発の安全を守るために十分な人数を確保するという緊急な問題をさらに悪化させることになると警告した。

#ウクライナ原発

#NATOexpansion

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#反ロシア#対中露戦

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