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トランプ大統領は13日、ツイッターで「サラ・サンダース報道官は今月いっぱいでホワイトハウスを旅立ち、故郷のアーカンソー州に帰ることになる」と投稿し、ホワイトハウスのサンダース報道官が今月末に退任することを明らかにしました。

また、トランプ大統領はこのあと行われた会合で、「彼女はいつかアーカンソー州知事選挙に立候補しないかと期待している」と述べ、ホワイトハウスを離れたあともサンダース氏が政界にとどまることに期待を示しました。

これに対し、サンダース報道官は「アメリカと大統領に仕えることができる人生最高の機会を与えられた。トランプ大統領の忠実な支持者でいつづけたい」と述べました。

サンダース氏は36歳。2016年の大統領選挙に向けてトランプ大統領共和党の指名を争ったマイク・ハッカビーアーカンソー州知事の長女で、トランプ大統領の就任当初からホワイトハウスの副報道官に就任しました。

メディアと対立していたスパイサー前報道官が、おととし7月に辞任すると報道官に就任し、記者会見を行うなどメディア対応を行ってきました。しかし、最近では3か月以上にわたって記者会見を開催しておらず、アメリカメディアからは不満が募っていました。

トランプ大統領が、ツイッターでサンダース報道官の退任を突然、明らかにした際、ホワイトハウスの記者会見場にいたアメリカメディアの記者たちは一様に驚いた様子で、速報用の記事を書いたりテレビで中継したりするなど対応に追われていました。

このうち、ラジオ向けのニュースを担当する女性記者は「この記者会見場で、サンダース報道官の定例会見が行われなくなって90日以上がたっていました。ショックです」と話していました。

また、新聞社の男性記者は「オバマ前政権のもとではメディアは大統領との間では深刻な対立はありませんでしたが、今はトランプ政権と敵対しています。新しい報道官になって定例会見がまた行われるようになってほしいです」と話していました。

一方、ネットメディアの男性記者は「サンダース報道官のもとで政権とメディアの関係は一層悪くなりました。トランプ大統領の指示か、彼女が判断したのかは分かりませんが、真実を語らないこともありました」と述べ、サンダース報道官を批判しました。
そのうえで「トランプ大統領がメディアを『人々の敵』と呼ぶかぎり、ほかの人が報道官になってもメディアと政権との関係が改善するとは思えません」と述べ、トランプ大統領への不信感をあらわにしていました。







トランプ大統領が、国務省で東アジア・太平洋地域の政策を担当する次官補に指名していた元空軍准将のデビッド・スティルウェル氏について、アメリカ議会上院は13日に開かれた本会議で、賛成多数で承認し、就任が決まりました。

スティルウェル氏は長年、空軍で戦闘機のパイロットを務めたあと、2008年から2010年までは、青森県三沢基地の司令官を務めました。

また、韓国のアメリカ軍基地にも勤務したほか、中国のアメリカ大使館の駐在武官も務めるなど、東アジアの情勢に精通しているとされています。

ことし3月の公聴会で、スティルウェル氏は北朝鮮について、完全な非核化まで制裁を解除しない方針を強調したほか、「中国との戦略的競争は後世まで続く課題だ」と述べ、日本など同盟国と協力して中国に対抗していく考えを示しています。

東アジア・太平洋政策の実務責任者となる国務次官補は2年余りにわたって空席の状態が続いてきましたが、スティルウェル氏が就任し、北朝鮮の非核化や対立が深まる中国への対応などの課題に取り組むことになります。