記者逮捕受け報道関係者が集会 「規制強まっている」 ロシア #nhk_news https://t.co/m1dCs1F9PN
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年6月16日
ロシアでは、当局の汚職を追及していたネットメディアの記者が今月、薬物所持などの疑いで逮捕され、5日後証拠不十分で釈放された問題について、逮捕は言論弾圧だったとする非難の声が国民の間で高まっています。
こうした中、モスクワで16日、言論の自由を求める集会が開かれ、およそ1600人が参加しました。
主催した団体の幹部は、去年からことしにかけてジャーナリストの逮捕が相次いでいるとして、当局が法律を乱用している疑いがあると指摘しました。
そのうえで「ソビエト崩壊後、ロシアでは300人以上のジャーナリストが殺害されたことを忘れてはならない」と述べました。
また、地方紙の編集長は、廃棄物をめぐる州政府の問題を記事にしたところ、新聞を警察に没収されたとしたうえで、「当局は市民が真実を知ることを恐れている」と批判しました。
記者の釈放後、プーチン大統領は地元警察の幹部2人を解任しましたが、国民の間では捜査機関や司法制度そのものへの不信感が強まっています。