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タイでは、2014年のクーデター以降軍主導の暫定政権が続いていましたが、ことし3月、民政への復帰に向けて議会下院の選挙が行われました。

これを受けて、首都バンコクでは16日、ワチラロンコン国王を前に、新たに選出された首相や閣僚の宣誓式が行われ新政権が発足しました。

これまでの暫定政権では、政務は軍が指名したメンバーからなる評議会が行い、議長には法案の成立や知事の罷免など超法規的な権限が与えられていましたが、新政権ではこの権限はなくなります。

しかし、暫定政権を率いてきた元陸軍司令官のプラユット氏が首相に就任したほか、副首相や内相などの主要閣僚の多くは暫定政権からの続投となり、民政に復帰するものの、今後も政治に対する軍の影響力が続く見通しです。

ただ、合わせて19の政党による連立与党のため、政策の実行には少数政党にも配慮して意見を調整する必要があります。

議会下院での勢力は、タクシン元首相派の「タイ貢献党」などの野党側をわずかに上回る程度で、与党側で造反が起きれば政権には痛手となり、今後難しい政権運営を迫られることになりそうです。

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