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アメリ国務省は16日、声明を発表し、ミャンマー西部ラカイン州で少数派のイスラム教徒、ロヒンギャの住民の迫害に関わったとして、ミャンマー軍のトップ、ミン・アウン・フライン司令官を含む軍の幹部4人に対し、アメリカへの渡航を禁じる制裁を科したことを明らかにしました。

軍主導の治安部隊はおととし8月、ロヒンギャ武装勢力に対する掃討作戦を行った際、武装していない住民を殺害したり暴行したりした疑いが持たれていて、国連の推計では74万人を超えるロヒンギャの住民が国外に避難を余儀なくされています。

声明の中でポンペイ国務長官ミャンマー軍が各地で人権侵害や虐待を続けているという報告がある」と指摘したうえで国務省は軍の行動を止め、責任を取らせるための政策に力を注ぐ」と強調しています。

軍のトップに対する制裁は今回が初めてで、アメリカ政府として迫害をやめるよう強くけん制するねらいがあるとみられます。

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