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これは、アメリカ東部マサチューセッツ州の検察当局が17日、発表したものです。

それによりますと、検察当局は3年前、当時18歳だった男性に性的暴行を加えたなどとして去年12月に強制わいせつの罪などで起訴していたアメリカの人気俳優、ケビン・スペイシー氏の起訴を取り下げたということです。

理由について検察当局は、被害を受けたと告発していた男性が訴えを取りやめたことで、裁判で十分な証言が得られなくなったなどと説明しています。

スペイシー氏は、アカデミー賞を2度受賞している人気俳優で、アメリカのメディアでも性的暴行の疑惑が大きく伝えられてきましたが、本人は、裁判で無罪を主張していました。

この問題はトランプ大統領がみずからに批判的なヒスパニック系やアフリカ系など、白人ではない野党 民主党の4人の女性議員に対して「国に帰ってはどうか」とか「アメリカが嫌なら出て行けばよい」などと述べたもので、人種差別的な発言だとして非難する決議が16日、野党 民主党が多数を占める議会下院で可決されました。

これについて、トランプ大統領は17日、ホワイトハウスで記者団に対し、「この国を愛していないのであれば出て行けばよい。その考えを変えるつもりは全くない」と述べて、みずからの発言は不適切ではないと強調しました。

そのうえで、非難決議の採決について共和党議員のうち187人が私を支持し、反対は4人だけだった。共和党は結束している」と述べたうえで、民主党の動きを念頭に共和党、大統領が不公平に扱われている。この国の歴史の中でこうしたことは再び起こるべきではない」と反発しました。

一方、民主党は大統領の発言への批判を強めていて、双方の対立は激しさを増しています。

この問題は、トランプ大統領が、みずからに批判的なヒスパニック系やアフリカ系など白人ではない野党・民主党の4人の女性議員に対し、「国に帰ってはどうか」とツイッターに投稿するなどしたもので、人種差別的な発言だとして批判が相次いでいます。

こうした中、トランプ大統領は17日、南部ノースカロライナ州で支持者を集めた集会を開き、4人の女性議員を一人一人名指ししたうえで、「勇敢なアメリカ人を中傷した」とか、「現代のアメリカをごみと呼んだ」などと繰り返し非難しました。

そのうえで、「彼女たちがアメリカを好きでないなら出て行けばよい」と述べ、みずからの主張を撤回するつもりはない考えを改めて強調しました。

来年の大統領選挙での再選に向けて立候補を表明しているトランプ大統領としては、野党・民主党との対決姿勢を鮮明にすることで支持基盤の保守層にアピールするねらいがあるとみられます。

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