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ニューヨークでは5年前の7月、違法なたばこを販売していたとして、43歳の黒人男性が複数の白人警察官に取り押さえられ、その際に首を絞められたことが原因で死亡しました。

映像には、男性が「息ができない」とうめき声をあげる様子が映っていて、当時、地元の大陪審が起訴を見送ったことで、黒人に対する差別だと大規模な抗議デモに発展しました。

事態を重く見たアメリカ司法省は捜査を続けていましたが、16日、記者会見で「警察官を起訴するだけの証拠がなかった」として、捜査を終了すると発表しました。

これに対して、死亡した黒人男性の母親は「5年前、息子は息ができないとうめき声をあげていた。今は、私が打ちのめされて息ができない思いだ」と述べ、司法省を非難しました。

折しもアメリカでは、トランプ大統領が非白人の移民系などの女性議員を念頭に「国に帰ってはどうか」などとツイートしたことが人種差別だと問題になっていて、今回の司法省の判断を受けてニューヨークでは、男性の命日にあたる17日、再び抗議デモが予定されるなど反発が広がっています。

この問題はトランプ大統領が野党・民主党に所属する非白人の女性議員4人を念頭に、ツイッターに「世界最悪の国から来てアメリカ政府はこうすべきと語っている。国に帰ってはどうか」と投稿したり、「アメリカが嫌いなら出て行けばいい」と述べたりしたものです。

4人のうち3人はアメリカ生まれで、1人は移住後アメリカ国籍を取得しています。

これについて16日、議会下院で野党・民主党の議員らが共同で提出した非難決議案の採決が行われ、賛成240、反対187の賛成多数で可決されました。

決議では「移民に見える人たちに国に帰るべきだと述べることで、非白人への恐れや憎しみを正当化し増幅させた大統領の人種差別的な発言を強く非難する」と批判しています。

採決では民主党の議員に加えて共和党議員4人と無所属議員1人も賛成にまわりました。

一方、トランプ大統領は採決前に「私のツイートは人種差別などではない。一連の議論は政治的なものだ。私はこの決議に反対する」ツイッターに書き込むなど反発していて、大統領の発言をめぐる波紋は収まっていません。

欧米の主要メディアによりますと、この文書はNATOの関連機関に所属するカナダの議員が執筆した核抑止政策についての論文で、ことし4月、この機関のウェブページ上で公開されました。

それによりますとアメリカはNATO加盟国におよそ150の核兵器を配備し、具体的な配備先としてベルギー、ドイツ、イタリア、オランダ、トルコの5か国の基地を特定しています。

論文は現在もウェブページ上に掲載されていますが、配備先を特定した部分はすでに削除されています。

専門家によりますと欧米各国はアメリカの核兵器の配備場所を明らかにしておらず、NATOは今回の文書についてメディアの取材に「公式文書ではない」と答えています。

しかし欧米の主要紙はアメリカの核を持っているという最悪の秘密が裏付けられた」「公然の秘密がうっかり暴露されてしまった」などと報じていて、今後、核の安全保障や核兵器の受け入れをめぐる議論を呼ぶ可能性もあり、物議を醸しています。