米国防長官にエスパー氏 米議会上院が賛成多数で承認 #nhk_news https://t.co/Uj48PYXCJg
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年7月23日
トランプ大統領が次の国防長官に指名していたマーク・エスパー陸軍長官について、アメリカ議会上院は23日に開かれた本会議で、賛成多数で承認しました。
エスパー氏は続いてホワイトハウスで行われた宣誓式に臨み、トランプ政権2人目の国防長官に就任しました。
エスパー氏は、55歳。陸軍士官学校を卒業後、20年余り陸軍に勤務したあと、大手軍事企業の副社長を経て、おととし11月から陸軍長官を務めています。
エスパー氏は今月16日の公聴会で、中国が経済力を背景にインド太平洋地域で急速に影響力を拡大させていると強い危機感を示したうえで、中国に対抗するため、日本など同盟国との一層の関係強化を目指す考えを示しています。
アメリカ国防総省では、去年末にマティス前長官が辞任して以降、半年以上にわたって長官のポストが埋まらない異例の事態が続いていました。
エスパー氏は中国への対応や、緊張が続くイラン情勢など山積する課題へのかじ取りを担うことになります。
複数の日米関係筋によりますと、エスパー氏は来月上旬に日本を訪れる方向で調整を進めていて、ホルムズ海峡の安全確保に向けてアメリカが検討している有志連合の構想などについて意見を交わすとみられます。
ホワイトハウスで行われた宣誓式で、トランプ大統領はエスパー氏の20年余りにわたる陸軍での経験や、軍事企業での実績を称賛したうえで「私は彼が卓越した国防長官になると確信している。彼はあらゆる点で傑出しており、この政権に参加してくれて光栄だ」と述べ、エスパー氏に強い期待を示しました。