現在吾々はこういう所謂歴史上の転換期に来て、いろいろな形で理想が説かれているが、理想を持つのはいいのだけれども、理想というものは一番スローガンに堕し易い性質のものです。(1)
— 小林秀雄(1902-1983) (@hideokobayashi1) July 26, 2019
自分で判断して、自分の理想に燃えることの出来ない人はスローガンとしての理想が要るが、自分でものを見て明確な判断を下せる人にはスローガンとしての理想は要らない。若(も)しも理想がスローガンに過ぎないのならば、理想なんか全然持たない方がいい。(2)
— 小林秀雄(1902-1983) (@hideokobayashi1) July 26, 2019
川井 信之 Nobuyuki Kawai on Twitter
不必要に難しい言葉やカギ括弧を多用することは、批評という行為にとって必須な事でも何でもないぞ。批評の内容や実質に自信があるのなら、外見的・形式的な言葉の装飾は取っ払って、誰にでもわかる平易な言葉で勝負するのが本物の批評家だろう。