英自動車業界の投資額 EU離脱懸念で去年の4分の1に #nhk_news https://t.co/d3zVQex8CE
— NHKニュース (@nhk_news) July 31, 2019
イギリスの自動車の業界団体は31日、ことし1月から6月までの業界全体の投資額が9000万ポンド(日本円でおよそ120億円)にとどまり、去年の同じ時期の4分の1近くの水準にまで落ち込んだと発表しました。
これは、イギリスのEU離脱が取り決めのないままの「合意なき離脱」となる可能性があり、先行きへの懸念から、メーカーが新たな投資を控える動きを一段と強めているためです。
一方で、メーカーが在庫の積み増しなど「合意なき離脱」に備えてこれまでにかけたコストは、少なくとも3億3000万ポンド(およそ430億円)に上ると試算しています。
さらに、ことし上半期の自動車の生産台数は、去年の同じ時期より20%以上落ち込みました。業界団体は、「これらの数字は合意なき離脱への懸念による不安定さの表れだ。国際的な競争力維持にはスムーズに貿易ができる環境が必要だ」と訴えています。
イギリスでは先週就任したジョンソン首相が合意なき離脱も辞さない考えを強調しています。こうした中、合意なき離脱となれば、フランスのプジョー・シトロエンがイギリスの工場での生産を取りやめる可能性があると伝えられていて今後、影響がさらに広がるおそれも出ています。