「EU合意なき離脱で市民生活に影響大」政府文書 英紙報道 #nhk_news https://t.co/BEaZdL2izy
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年8月19日
この文書は、イギリスの新聞各紙が18日伝えたもので、イギリスがEUとの合意がないままEUから離脱した場合に、どのような影響が出るのかについて政府がまとめたものを入手したとしています。
それによりますと、合意なき離脱によって、各地の港では大渋滞が発生するため物流が滞り、ロンドンを含むイギリス南東部への燃料の供給に影響が出るおそれがあるとしています。
また、生鮮食料品が不足し、スーパーに行っても買うことができない商品も出てくるほか、全体の4分の3をEUからの輸入に頼っている医薬品の供給にも遅れが生じる可能性があるなどと指摘しています。
これに対し、イギリス政府で合意なき離脱の準備を担当するゴーブ担当相は「これは古い文書で、政府は合意のあるなしにかかわらず、離脱の期限へ向けて準備を万全にするための措置を講じている」として、対策は十分に行っていることを強調しました。
合意なき離脱も辞さない姿勢を示しているイギリスのジョンソン首相は、今週、フランスのマクロン大統領やドイツのメルケル首相と相次いで会談する予定で、10月末に予定されている離脱の期限へ向けた各国との交渉が本格化することになります。