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外務省では、17日午後、茂木外務大臣防衛大臣に就任した河野・前大臣らの交代式が行われました。

この中で、河野・前大臣は、外務大臣の効率的な海外出張のため、来年度予算案の概算要求で、チャーター機の費用が増額されて盛り込まれたことに触れ、「しっかり使ってもらい、茂木大臣は、朝が弱いから、これまで以上に日程管理には気をつけてほしい」とユーモアを交えて、あいさつしました。

これに対し、茂木大臣は、河野・前大臣が在任2年1か月で、延べ123の国と地域を訪問したことをめぐり、「世界地図を塗りつぶすような外交を展開してきた。野球で言うと王貞治選手のホームラン記録で、とても乗り越えることは無理だ。はなから記録には挑戦せず、記録は記録として、私は、記憶に残る外交を作っていきたい」と述べ河野・前大臣と同様にユーモアを交えて、意気込みを示しました。

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 ここで注目したいのは外務大臣茂木敏充)と防衛大臣河野太郎)、どちらにもポスト安倍といわれる人材が据えられたことだ。外務防衛両大臣に総理大臣候補が同時に座ることは、かつては考えられなかった。

 田中角栄が「首相の条件」として、外務大臣、大蔵大臣(現在の財務大臣)、通商産業大臣(現在の経済産業大臣)のうち二つ、自民党で幹事長、総務会長、政調会長のうち幹事長を含む二つの経験を挙げたとされる。外務大臣は重要閣僚だという認識は、いまも昔も一貫しているといえよう。さらに遡れば、戦後しばらくは職業外交官そして外務大臣の経験を持つ首相が、幣原喜重郎吉田茂芦田均と続いた。外務副大臣も務めた茂木敏充は、かねてより外務大臣への就任を希望していたと伝わるが、それは同ポストのこうした重要性を踏まえてのことだろう。

 一方で防衛大臣(及びその前身である防衛庁長官)を経験して総理大臣となったのは、僅かに中曽根康弘宇野宗佑だけであり、五十五年体制下では典型的な伴食大臣(伴食は唐代の故事にちなむ)と考えられていた。民主党政権では、一川保夫田中直紀に対して、続けざまに参議院で問責決議が可決された。一川は安全保障の素人と述べて憚らず、田中は国会審議中に行方をくらました。議員食堂でコーヒーを飲んでいたという。

 だが近年こうした流れは大きく変わりつつある。

 改造でもう一点注目したいのが、河野の外務大臣から防衛大臣への横滑りだ。安倍は記者会見で「外務大臣を務めた河野さんに、次は国防を担ってもらいます。これまで世界中を回った経験を糧に、ダイナミックな安全保障政策を展開してもらいたいと考えています」と述べて、期待感を示した。外務大臣として七十七か国・地域(延べ百二十二カ国・地域)を訪れた経験が、防衛大臣としても生かせるという考えが滲む。外交と防衛を一体化させることで、厳しい国際情勢を乗り切ろうということだ。

 外務防衛両大臣にポスト安倍候補がそれぞれ配されたのは、国際情勢が厳しさを増し、外交安全保障の重要性が高まる中では、自然の流れといえよう。外務大臣防衛大臣への横滑りも併せて考えれば、外交安保の一体的な政策展開の必要性はもはや自明であり、いまや首相候補にとって、外交と安保は「必須科目」ということだろう。

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こうした中、河野防衛大臣は、東京都内で開かれたシンポジウムで英語で講演し、「今、最悪のシナリオは、中東のホルムズ海峡で何かが起こり原油の供給が止まることだ」と指摘しました。

そして、今回の攻撃はテロリストによるものだという見方を示したうえで、「何らかの軍事的な対抗措置が取られる可能性もあるが、日本は憲法の制約があり、緊張緩和のため外交努力に注力していくことになるだろう」と述べ、日本としては緊張緩和のための外交努力を続けていく考えを示しました。