豪司法長官「承認得なければ記者訴追はならず」 #nhk_news https://t.co/lFXFPl7xE5
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年9月30日
オーストラリアの公共放送ABCは、おととし、国防省の機密文書にもとづき、アフガニスタンに派遣されていたオーストラリア軍の兵士が民間人を殺害する事件などを起こしていたと伝えました。
この報道をめぐって連邦警察は、ことし6月、当局者が情報を漏えいした疑いがあるとして、ABCの本部を捜索し、取材を担当した記者2人に対する捜査も行っているとみられています。
こうした中、ポーター司法長官は30日声明を発表し、連邦検察に対して、長官の承認を得なければ情報漏えいなどをめぐって記者を訴追してはならないという指示を出したことを明らかにしました。
声明のなかでポーター長官は、「重大な犯罪の申し立てと報道の自由を守ることのバランスをどうとるべきかきめ細かく、慎重に検討することができるようになる」として、記者の取材活動に対する一定の配慮が必要だとの考えを示しました。
ABCへの捜索に対し、報道の自由を脅かすものだとする懸念が広がるなか、司法長官としてこうした懸念を払拭(ふっしょく)するねらいがあるものとみられます。