豪警察 機密情報漏えいの疑い捜査終了 公共放送の記者について #nhk_news https://t.co/Z7gQ6v5NxQ
— NHKニュース (@nhk_news) 2020年10月15日
オーストラリアの公共放送ABCは2017年、国防省の機密文書に基づき、2009年から2013年にかけてアフガニスタンに派遣されていた、オーストラリア軍の兵士が民間人を殺害する事件などを起こしていたと伝えました。
この報道をめぐり連邦警察は、当局者が機密情報を漏えいした疑いがあるとして、去年6月、最大都市シドニーにあるABCの本部を捜索したほか、取材を担当した記者2人の捜査を行っていました。
ABCはことし7月、このうち1人の記者については「警察の捜査が終了した」と明らかにしていましたが、連邦警察は15日、もう1人の記者について「公共の利益となる報道の役割を考慮した結果、訴追は必要ないと連邦検察が判断したことから、捜査は終了した」と発表しました。
ABCは声明を発表し、捜査の終了を歓迎するとともに「公共の利益のために活動している記者や情報源が適切に保護されるよう、法改正が必要だ」と訴えました。
警察の捜査をめぐっては、報道の自由を脅かすものだとして、オーストラリアで大きな議論になっています。