中国が好む多極・多重型覇権 https://t.co/oGSKeURvuw 無料記事として配信しました。
— 田中宇 (@tanakanews_com) November 8, 2019
米国がトランプ政権になって、世界の覇権構造の多極化が加速している。マスコミを鵜呑みにする軽信的な方々は「トランプは強欲なだけ」と思っているが、自分の頭で考えている人々は、トランプの言動が目くらまし的な策略でないかと考え「トランプは米国の覇権を放棄したい隠れ多極主義者だ」という私の推察を全面否定しないだろう(全面肯定しないかもしれないが)。世界の政治体制は、戦後の「米国単独覇権体制」から「多極型覇権体制」へと転換(多極化)しつつある。この転換は、2024年のトランプ政権の終わり(再選を前提)までに一段落しそうだ。先日のトランプのシリア撤兵は、911以降の米覇権戦略の中心だった中東における米国の覇権の大幅な低下を体現しており、これにより多極化がさらに加速している。 (トランプ中東覇権放棄の大詰め)
多極型の覇権体制とは、どのようなものなのか。それを考えねばならない時期に入っているが、どちら側の関係者も多極化について語りたがらないので、どんどん多極化が進んでいるのに、考える際のヒントがとても少ないままだ。従来の米単独覇権体制を運営してきた米中枢の軍産複合体(傘下のマスコミ)は、従来の体制をできるだけ延命したいので多極化に言及したくない。「多極化」は「陰謀論」扱いされている。トランプ(や先輩のレーガン)も、軍産と暗闘している都合上、多極化を語らず、強欲に見せるなどの目くらましを発している。多極化で覇権をもらう側の中国やロシアは、こっそりやった方が得するので覇権や多極化について語らない(覇権国を自称すると責任をとらされる。自称しない方が安上がり)。そのため、多極化は目立たない形で進んでいる。「隠れ多極化」である。 (人類の暗い未来への諸対策)
経済面の米国覇権(ドル)の崩壊も、米連銀の実質的なQE再開(レポ市場介入)によって進んでいるが、米連銀は「これはQEでない」と断言しており、これまた「隠れ金融危機」である。日本の安倍政権は、ゴリゴリの対米従属(というより対トランプ従属)を続ける一方で、中国に対しても静かに従っており、昔の琉球王国みたいな「両属」の状態になっている(なのに日本は沖縄を大事にしない)。米国覇権の低下と多極化・中国台頭の流れを受けて、日本は自らが世界の極の一つになるのでなく「隠れ米中両属」になっている(一時期の「米中の間に太平洋の第3の極として日豪亜の海洋アジア圏ができる」という流れは大きくならず、豪州も米中両属的な状態になっている)。すべてが目立たない「隠れ」の状態で進んでいるので、ほとんどの人が知らぬまま、巨大な覇権転換・多極化が進んでいる。多極化を語る私は「世の中」から「妄想屋」扱いされたままだ。 (隠れ金融危機の悪化) (日豪は太平洋の第3極になるか)
冷戦終結まで、米国(英米・軍産)はソ連側と世界を2分する冷戦体制に固執し、米ソをできるだけ明確に対立させるのが冷戦期の米国覇権運営者(軍産英)の方針だった。この方針は、世界中を「米国側(味方)か、さもくなばソ連側(敵)」という敵味方に2分することに固執し、多重的な状況をできるだけ廃絶する戦略だった。 (China’s great game in the Middle East)
レーガンが冷戦構造を壊してソ連が崩壊した後、世界は米国の単独覇権体制になったが、それと同時に米国は、世界各国に対して「何でも言うことを聞く傀儡になれ。ならないなら敵だ。潰してやる」という「傀儡か敵か」の二者択一を迫る傾向を強めた。これまた、多重的な状況を拒否する姿勢だった。冷戦後期、日本やドイツが経済台頭したが、日独とも大戦で米英に決定的に負けて「去勢」されており「傀儡か敵か」の二者択一を迫られればもちろん「傀儡」に決まっているので「米国より弱いです」という演技を続けた。日本は90年代の「バブル崩壊」を意図的に経済を自滅させるものにしていき、今に続く「失われた30年」の状態を作り、日本が米国を抜いてしまう「ジャパンアズナンバーワン」の状態を自滅によって回避した。
日本の誤算は、日本だけでなく米国(軍産と隠然対立し続けてきた隠れ多極主義。ネオコンやトランプ)も(隠れ)自滅主義だったことだ。米国は、911以降のテロ戦争での過剰に横暴な「単独覇権主義」になり、イラク侵攻などの「世界民主化」を掲げた濡れ衣戦争の連続的な失敗により政治的に自滅し、リーマン危機やその後のQEなどバブル膨張策によって経済的にも自滅していった。そして、この米国の覇権の自滅が目立たないように進む中で、米国の覇権衰退によって世界各地に作られた覇権の空白を中国やロシアが埋めていく「多極化」の傾向が進んだ。この多極化は、表向き米国が単独覇権体制を全世界的に維持している中でこっそり進んでいるので、中国やロシアは、表向き米国の従属国である諸国に対し、中国が経済面、ロシアが安保面で支援して中露の覇権下に入れていくかたちで進んできた。世界のしだいに多くの国が、表向き米国の覇権下にとどまりながら、実質的に中露の覇権下にも入るという「多重型」「両属」の体制が作られてきた。
日本は、「米中両属」なのではなく、中立国として世界の中心になりつつある。
中国は、旧体制が拠点化を目論む地であって、それを阻止しなければならない。
つまり、AIなどを推進しておって、日本はこうしたコンピューター化とは別の新しい科学でのリードが求められる。
#世界連邦政府
金井南龍を中心に笠井鎮夫、米津千之など錚々たる面々が集った幻の座談会。国家神道-神社本庁に対するカウンター神道界の実質的な中枢として、80年代の古神道復興の先駆となった。白山神界、菊理姫、フトマニクシロ…全てはここから始まったのだ!https://t.co/znBOrvcr8M
— 八幡書店 (@hachimanbooks) November 7, 2019
現在進行中の地球人類第6回目の神仕組み(=神の計画)は全五世代からなり、金井南龍師は第三世代(神界の仕組み)の環境を整えられた。
「神界の仕組み」とは神界に対応する仕組みのこと。
神仕組みは、世界の縮図日本に設定されている。
【8日夜】「イスラムに愛された日本人 知の巨人・井筒俊彦」は8日(金)夜11時から放送予定。
— NHKドキュメンタリー (@nhk_docudocu) November 7, 2019
“多様性”や“他者との共生”を訴える井筒の思想。不寛容と憎悪が増す今、再び注目を集めている。 #サヘル・ローズ さんが、ゆかりの地や人を訪ね、追い求めた理想を読み解く。[BS1]https://t.co/5qu2d3cdKg
独自の内観法を父親から学び、形而上学的・神秘主義的な原体験を得た。その後、西洋の神秘主義も同じような感覚を記述していることに気付き、古今東西の形而上学・神秘主義の研究に打ち込んだ。
恐るべきスピードで『神学大全』の執筆を進めていたトマスは、1273年12月6日、「私が見、私に示された事に比べると、私が書いた全ての事は藁屑のように見える」という言葉を残して永久に筆を置きました。
#見性
どんな賢明なことでも既に考えられている。それをもう一度考えてみる必要があるだけだ。
— ゲーテ名言集 (@Goethe_ja) November 8, 2019