香港 抗議活動開始から5か月 大学生死亡で各地で追悼集会 #nhk_news https://t.co/lteIGuyO36
— NHKニュース (@nhk_news) November 8, 2019
香港では昨夜、今月4日に行われた抗議活動に参加していたとみられる大学生、周梓楽さん(22)が、警察の強制排除の最中に建物から転落したあと、治療を受けていた病院で死亡したことを受けて、各地で追悼集会が行われました。
このうち、香港島の中心部では多くの市民が集まり、ろうそくを手に祈りをささげたあと、「警察は暴力をやめろ」などと声を上げました。
参加した14歳の少年は「政府には市民が何を望んでいるのか知ってほしい」と話していました。
30代の女性は「なぜ若い命が失われなければならなかったのでしょうか。私たちみんなが振り返って考えるべきです」と涙ながらに話していました。
また、夜遅くになって各地でマスク姿の若者らが道路を封鎖したり、路上に火をつけたりしたほか、地元メディアによりますと、九龍半島の繁華街で、デモ隊に取り囲まれた警察官が空に向けて拳銃を1発、発砲したということです。
一連の抗議活動は、9日で5か月となり、暴動や違法な集会に参加したなどとして逮捕された人はこれまでに3000人を超えています。
今月24日に区議会議員選挙を控え、香港政府は警察の取締りをさらに強化する構えですが、逆に市民の反発を招く状況となっています。
選挙前に民主派議員の逮捕・起訴相次ぐ 香港 #nhk_news https://t.co/KTVrVVthwR
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年11月9日
抗議活動が続く香港で民主派の議員3人がことし5月に議会を妨害した罪で起訴されました。
さらに4人の議員も逮捕の手続きがとられていて、民主派は、今月行われる予定の区議会議員選挙を前に、選挙を取り消すための策略だと非難しています。
香港では、今月24日に予定されている区議会議員選挙に向けて、民主派と政府寄りの親中派の間で激しい選挙戦となっていて、こうした中、議会にあたる立法会の朱凱廸議員ら民主派の議員3人が、逮捕・起訴されました。
3人は、ことし5月、一連の抗議活動のきっかけとなった、容疑者の身柄を中国本土にも引き渡せるようにする条例の改正案を審議する立法会の委員会で、議事の進行を妨害した罪に問われています。
また、民主派の議員団によりますとほかに4人の議員も同様の疑いで逮捕の手続きがとられているということです。
これらの7人の議員のうち4人は、兼任できる区議会議員の選挙にも立候補していることから民主派の議員団は声明を出し、「市民の過激な怒りをあおり、混乱を引き起こすことで区議会議員選挙を取り消そうとする策略だ」と非難しました。
市民の間では政府が社会の混乱を理由に区議会議員選挙を延期したり、取り消したりするのではないかという懸念が広がっており、議員の起訴でこうした懸念がさらに強まりそうです。
一方、抗議活動に参加していたとみられる大学生が8日死亡したことを受けて、9日も夕方から追悼の集会が開かれる予定です。
香港 抗議活動開始から5か月 大学生死亡で追悼集会呼びかけ #nhk_news https://t.co/1OqFQY5My1
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年11月9日
香港では、今月4日に行われた抗議活動に参加していたとみられる大学生、周梓楽さん(22)が、警察の強制排除の最中に建物から転落したあと、治療を受けていた病院で8日、死亡しました。
一連の抗議活動が始まって9日で5か月となりますが、抗議活動で初めての死者が出たことで、政府や警察への市民の反発がさらに強まっています。
周さんが転落した現場には、昨夜に続いて、大勢の人が追悼に訪れ、祈りをささげたり折り鶴を折って供えたりしていました。
このうち、周さんと同じ年齢だという女性は「政府には必ず真相を究明してほしい。政府は市民の信頼を取り戻すべきで、これ以上対立が激しくなってほしくない」と話していました。
また、周さんの友人だという男性が覆面姿の若者とともに記者会見し「友人の死は警察に責任があり、彼のために最後まで戦う」と話していました。
香港では9日夜、中心部で大規模な追悼集会が呼びかけられていて、大勢の市民が参加するものとみられますが、このところ抗議活動への取締りを強化している警察と一部の若者との衝突が一段と激しくなることも懸念されます。
中国への関税引き下げ「同意せず」米大統領が中国側の見解否定 #nhk_news https://t.co/LSq19oZtFv
— NHKニュース (@nhk_news) November 8, 2019
米中の貿易交渉をめぐって、中国商務省の報道官は、7日の記者会見でアメリカとの間で、段階的に関税を引き下げることで同意したと発言しました。
これに対してトランプ大統領は8日、記者団に「中国は関税の撤回を望んでいるが、私たちはまだ何も同意していない」と述べ、中国側の見解を否定しました。
米中両政府はトランプ大統領と習近平国家主席が首脳会談を開いて、第1段階の貿易協定に署名する方向で調整が続いています。
しかし、中国が署名の条件として関税の引き下げを求めているのに対して、アメリカとしては中国が知的財産権の侵害の見直しなど改革にどれだけ取り組むか協議の中で見極めていく考えです。
今回、両者の認識のずれが表面化した形で、交渉の行方は予断を許さない状況です
Trump: No tariff rollback agreement with China https://t.co/vGdE1qd3wp
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