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安倍総理大臣とアメリカ軍の制服組トップ、ミリー統合参謀本部議長は12日午前、総理大臣官邸で会談し、海洋進出を強める中国を念頭に、東シナ海南シナ海における一方的な現状変更の試みに深刻な懸念と反対の意を示していくことで一致しました。

また、北朝鮮の核やミサイルの完全かつ検証可能で不可逆的な廃棄の実現を求めていくことや日米韓3か国の連携の重要性を確認したほか、ミリー議長は、日本政府が中東地域への自衛隊派遣を検討していることに謝意を示しました。

会談のあとミリー議長は記者団に対し、日韓の軍事情報包括保護協定=GSOMIAについても意見を交わしたことを明らかにしたうえで、「あす訪問する韓国でも協議のポイントになる。期限が切れるまでに解決したい」と述べ、韓国に対し破棄の決定を見直すよう求める考えを示しました。

ミリー統合参謀本部議長は、就任後初めての外国訪問として来日し、12日、防衛省陸上自衛隊の儀じょう隊の出迎えを受けました。

このあと山崎統合幕僚長と会談し、「日米の安全保障協力や防衛当局間の関係は、かつてなく強くなっている。私が初めての外国訪問で日本を訪れることはその象徴だ」と述べました。

非公開で行われた会談では、中国が海洋進出を活発化させていることや、北朝鮮弾道ミサイルの発射を繰り返していることを踏まえ、韓国も含めた3か国が引き続き緊密に連携していく重要性を確認したということです。

またミリー議長は、在日アメリカ軍の訓練に伴う事故やトラブルが相次いでいることを念頭に、アメリカ軍は、本州においても沖縄においてもゲストの立場であることは重々認識している」と述べました。

日本と韓国の間では、軍事情報包括保護協定=「GSOMIA」の失効が今月23日に迫っていて、ミリー議長は、次に訪問する韓国でもパク・ハンギ合同参謀本部議長などと会談する見通しです。

茂木外務大臣アメリカ軍の制服組トップ、ミリー統合参謀本部議長と外務省内で会談しました。

この中で、日韓関係が悪化する中、韓国が日韓の軍事情報包括保護協定=GSOMIAの破棄を一方的に決定し、失効が来週23日に迫っているのを踏まえ「日米韓の足並みの乱れは、北朝鮮のみならず中国・ロシアも利することになる。日米韓の強い結束を内外に示すことが極めて重要だ」と指摘しました。

これに対し、ミリー議長は「中国と北朝鮮という日米共通の課題に対応する最もよい方法は、日米に韓国も加えた形で強い絆をしっかり見せることだ」と応じました。

そして両氏は、GSOMIAも含め、日米韓3か国の安全保障分野での連携の重要性を確認しました。

このあと茂木大臣は記者会見で「韓国によるGSOMIAの終了は地域の安全保障環境を完全に見誤った対応だ。日米韓の連携は今こそ重要で、ミリー議長は、しっかり韓国側にも話をしたいと言っていた」と述べました。

河野防衛大臣は就任後初めての外国訪問として日本を訪れている、アメリカ軍の制服組トップ、ミリー統合参謀本部議長防衛省内で会談しました。

この中で河野大臣は、在日アメリカ軍が先月、日本側が中止を求める中、沖縄の嘉手納基地でパラシュート降下訓練を行ったことを踏まえアメリカ軍が即応性を維持するためには、地元の理解が重要だ。在日アメリカ軍をよき隣人として迎え、地域の平和と安定を確保するためにも日米で連携していきたい」と述べました。

これに対しミリー議長は「日本は長年にわたる同盟国であり、安全保障上の共通の課題に、これからも共に取り組んでいきたい。われわれが日本側に受け入れてもらっているということを認識し、適切に行動したい」と述べました。

また両氏は、日本政府が検討している中東地域への自衛隊派遣や、北朝鮮による相次ぐ弾頭ミサイルの発射への対応などをめぐっても意見を交わし、日米で緊密に連携していくことを確認しました。

日韓関係が冷え込む中、ソウルでは日本企業60社余りが参加して合同の就職面接会が始まり、2日間でおよそ1500人が会場を訪れて面接に臨む見通しです。

合同の就職面接会は、韓国の雇用労働省などが海外の企業を招いて6年前から開いているもので、ソウルの会場には、日本から参加したIT関連や製造業など65社がブースを設けました。

ブースでは、その場で採用担当者との面接が行われ、日本への就職を希望する韓国の大学生らが日本語で自己PRしていました。

韓国では去年、15歳から29歳までの失業率が9.5%になるなど、若者の就職難が深刻な社会問題となっている一方、日本では、人材確保に悩む企業の間で、韓国人の採用を増やす動きがでています。

韓国の主催者側は当初、ことし9月に日本企業を中心に招いて面接会を開く予定でしたが、日韓関係の悪化で開催を見送り、2か月遅れで、アメリカやアジアの企業も参加した合同の面接会としました。

それでも13日までの2日間でおよそ1500人が会場を訪れ、その多くが日本企業の面接に臨む見通しだということです。

面接を行った大阪府高槻市の企業は、「以前採用した韓国人の社員は、日本語も上手で戦力になったので、今回も優秀な人材を確保したい」と話していました。

また、面接を受けた韓国人の男性は、「日本で働くことで日本と韓国の懸け橋の役割も果たしたい」と話していました。

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