https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

ウクライナ疑惑はトランプ大統領がことし7月のウクライナの大統領との電話会談で、来年の大統領選挙に向けた野党・民主党の有力候補、バイデン前副大統領に不利な情報を得ようと、軍事支援と引き換えに調査を要求したとされるものです。

民主党が主導する議会下院は選挙目的の不正な要求の疑いがあるとして非公開で関係者の証言を聞き取り弾劾に向けた調査を進め、先月、調査について正式に決議したことを受けて、公開の公聴会の開催を決めました。

初めての公聴会は13日午前10時すぎ、日本時間の14日午前0時すぎに始まりました。

証言に立つのは、ウクライナ側との外交交渉を担っていたテイラー駐ウクライナ臨時代理大使と国務省のケント次官補代理です。テイラー氏は先月、非公開の聞き取りに応じていて、バイデン氏に関する調査がウクライナへの軍事支援や首脳会談の条件だったという認識を明らかにしています。

民主党は全米に生中継される公聴会で核心に迫る証言を引き出して弾劾への支持を広げたい考えで、疑惑の解明が進むのか、政府高官らの証言に全米の高い関心が集まっています。

ウクライナ疑惑はトランプ大統領がことし7月のウクライナの大統領との電話会談で、来年の大統領選挙に向けた野党・民主党の有力候補、バイデン前副大統領に不利な情報を得ようと、調査を要求したとされるものです。

民主党が主導する議会下院は13日午前、日本時間の14日未明から、初めての公聴会を開き、ウクライナ政策に関わってきたテイラー駐ウクライナ臨時代理大使ら2人が証言しました。

このなかでテイラー氏は、トランプ大統領の顧問弁護士のジュリアーニが非公式の外交ルートでウクライナ政府と接触するという、異常な状態が存在したと証言しました。

そして、「ホワイトハウスでの会談と、軍事支援の問題を利用しようとしていた。『ブリスマ』の捜査が条件になっていると私は考えるようになった」と述べて、トランプ大統領側が、ウクライナに対し、首脳会談や一時停止していた軍事支援の再開と引き換えにバイデン前副大統領の息子が役員を務めていたウクライナのガス会社への捜査を要求していたという認識を明らかにしました。

さらに、テイラー氏は、トランプ大統領側が、ウクライナ政府に対してバイデン氏の息子が勤める会社の捜査を行うと、公の場で表明するよう要求していたという認識も示しました。

また、同じく公聴会に出席した、ウクライナ政策を担当するケント国務次官補代理は、「ジュリアーニ氏の政治的な動機に基づく、捜査を加速させようという行動が、アメリカのウクライナとの外交関係に影響を及ぼした」と証言し、トランプ大統領の弁護士であるジュリアーニ氏の行動を批判しました。

公聴会の模様は全米に生中継されていて、民主党としては、核心に迫る証言を引き出して弾劾への支持を広げたい考えで、疑惑の解明が進むのか、政府高官らの証言に全米の高い関心が集まっています。

公聴会が開かれていた13日、トランプ大統領ホワイトハウスでトルコのエルドアン大統領との会談に臨みました。

会談の冒頭、トランプ大統領は、記者団から公聴会について問われると「忙しくて見ていないが、魔女狩りででっち上げだ。いずれ報告を受けるだろうがまだ何も聞いていない。民主党は自分たちでは質問も考えられないから弁護士を雇ったのだろう」などと述べて公聴会は意識していないと強調しました。

また、トランプ大統領ホワイトハウスの公式ツイッターに自身の動画を掲載し、民主党は私を止めようとしている。なぜなら私があなたたちのために戦っているからだ。そんなことはさせない」などと述べ、民主党を激しく批判しました。

公聴会が行われた議会下院には、傍聴を希望する大勢の人たちが朝早くから並ぶとともに、大勢のメディアが詰めかけ、関心の高さをうかがわせました。

アメリカ西部ワシントン州のシアトルから訪れた女性は「公開の場で証言を聞くことは民主主義にとって重要なプロセスだと思う。これまでの証拠は大統領は弾劾されるべき方向に向かっていると思うが、確実な証拠が出てくることを待ちたい」と話していました。

ウクライナ疑惑はトランプ大統領がことし7月のウクライナの大統領との電話会談で、来年の大統領選挙に向けた野党・民主党の有力候補、バイデン前副大統領に不利な情報を得ようと、調査を要求したとされるものです。
民主党が主導する議会下院は13日、初めての公聴会を開き、ウクライナ政策に関わってきたテイラー駐ウクライナ臨時代理大使が証言しました。

テイラー氏は、トランプ大統領側が、ウクライナに対し、軍事支援の再開などと引き換えにバイデン前副大統領の息子が勤めていたウクライナ企業への捜査を要求していたという認識を明らかにし、「軍事支援を政治目的で停止することはばかげていると思った」と述べて批判しました。

さらに、テイラー氏は「トランプ大統領ウクライナの大統領との電話会談をした翌日、ウクライナのことよりもバイデン氏をめぐる捜査のことを気にかけていた」と証言し、アメリカメディアはトランプ大統領が、政敵であるバイデン氏にまつわる捜査を優先していたことを示す新たな証言だと伝えています。

野党・民主党は来週にかけて、トランプ大統領の支援者で、ウクライナへの働きかけを直接行ったソンドランドEU大使を含む高官など9人を公聴会に呼ぶ予定で、全米にテレビ中継されるなかで追及を強め、弾劾への支持を広げたい考えです。

トランプ大統領は13日午後、トルコのエルドアン大統領との会談後に行った記者会見で、ウクライナ疑惑に関する議会の公聴会について、エルドアン大統領と一緒にいたので1分も見ていない。これはでっちあげで、許されるべきではない。誰が内部告発者なのかを突き止めたい。内部告発者は私とウクライナの大統領との極めて適切な電話の内容を含め非常に不正確な情報を提供した」と述べて批判しました。

そのうえで「2回の電話のうち最初の電話の内容についておそらく木曜日に公表する。それを見て判断をしてもらえばよい。内部告発者の情報は直接得たものではなく、第三者からの情報だと聞いた。直接のはずがない、なぜなら全く私が言ったことではないからだ。電話会談の記録を読めば分かる」と述べ、ウクライナのゼレンスキー大統領と行った別の電話会談の記録についても近く公表する考えを示し、改めて自身のやり取りに問題はないと強調しました。