ヒトラー生家を警察署に 排外主義的主張や極右勢力に対抗姿勢 #nhk_news https://t.co/b4trKWZ3jx
— NHKニュース (@nhk_news) November 20, 2019
ヒトラーの生家はオーストリア北部の町、ブラウナウのアパートの一室です。ヒトラーは1889年にドイツ系の住民の家庭に生まれ、その後ドイツの国民となりナチス党の党首として政権を掌握しました。
アパートは戦後、学校や福祉施設として利用されてきましたが、オーストリア政府はネオナチなど極右勢力の象徴的な場所として悪用されるという懸念から3年前に国有化して使いみちを検討していました。
そして19日、内務省が今後は警察署として利用すると発表し、その理由について「国家社会主義の記憶を再び呼び起こしてはならないという明白な警告だ」と説明しています。
オーストリアでは近年、難民や移民の問題を巡り、極右勢力の活動が活発化し、ヒトラーを英雄視する動きへの懸念が強まっています。
政府としては、歴史の教訓を残すと同時に排外主義的な主張や極右勢力に対抗する姿勢を示すねらいがあり、来年の前半にも具体的な計画をまとめるとしています。
Hitler's home to be used as police station https://t.co/7jDueR6s1f
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