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囲碁の七大タイトルの1つ、天元戦の五番勝負は、タイトルを持つ井山裕太三冠(30)に許家元八段(21)が挑み、ここまで共に2勝2敗で、勝負の行方は最終局にもつれ込みました。

18日、徳島市で行われた第5局は、井山三冠が許八段を投了に追い込み、3勝2敗でタイトル防衛を決めました。

井山さんは三冠を維持するとともに天元戦で5連覇を果たし、林海峯名誉天元(77)以来、史上2人目となる名誉天元の資格を獲得しました。

井山さんの名誉称号は、すでに資格を得ている「棋聖」「本因坊」「碁聖」に加えて4つ目で、歴代の囲碁棋士の中で最も多くなりました。

対局のあと、井山裕太三冠は「苦しい展開だっただけに勝つことができてほっとしています。名誉天元の資格を得た実感はありませんが、一つ一つ積み重ねてここまで来られたことはよかったです」と話していました。

一方、敗れた許家元八段は、「全体的に押された局面が多かったので、結果的に負けたのはしかたないかなと思います」と振り返っていました。